「うんこ漢字ドリルの人気とは」

こんにちは。長壁です。

 

「校閲者と作者のやりとりが何とも言えない」

先日テレビを見ていたら「NEWS ZERO」で
紹介されていた『うんこ漢字ドリル』。
久しぶりにこのドリルを思い出しました。
番組では制作現場を取材されていました。

「職員室でうんこをするなら今しかない」という例文に対して
「これは大問題です」と校閲者のチェック。

「ぼくのうんこが政府のポスターに勝手に使われている」
という例文に対して
「勝手に」という言葉は悪いイメージになると校閲者のチェック。

1ミリと3メートルを表現する絵が描かれていたのですが、
絵を見て「比率が1ミリと3メートルではないです。
3年生になると算数で習うので比率が違うのはよくないのでは」
と校閲者のチェック。

わたしも弊社で校正をしているので、とても興味津々。
校閲者と制作者のやりとりにくぎ付けになりました。
中身は小学生向けのドリルです。
校閲という立場から客観的に見ていき、
ここでは、“職員室”や“勝手に”というマイナスに思われるワードを
チェックしているのですね。
また、そのことに対して制作スタッフみなさんで議論するという過程があるからこそ、
いいものが出来上がるんだなと感じました。

 

ところで、なぜこんなにも人気になったのか。
調べてみると、
発売直後にこのドリルのことがツイートされ、
それがみるみるうちに拡散していったそうです。
ドリルという真面目な教材とは想像できない中身の要素に、大人が興味を持ち、
SNSと様々なテレビで紹介されたことで話題となっていったことがわかりました。
わたしも話題性と面白さに惹かれ、子どものために購入しました。(笑)
思わず「ぷっ」と笑ってしまうような例文ばかりでした。
でも、よくよく見ると、音読み訓読み別に例文があったり、
1年生のドリルは書くスペースを大きくとってあったりと、
中身はしっかりしていて驚きました。

こちらを参考にいたしました。
『「うんこ漢字ドリル」、ヒットの陰に“3つの工夫”』より
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1008498/051200744/?rt=nocnt

『出版界激震の大ヒット本「うんこ漢字ドリル」はいかにして生まれたか【インタビュー】』より
https://getnavi.jp/entertainment/160687/

 

社長に話してみると、弊社が制作したツールのあるイベントが話題になり、
似たような現象が起きていたことを聞きました。

それは「うそ発見器をつくろう」という低学年向けのイベントでした。
イベント参加者が各スクールで全回満席になったそうです。

社長はマーケティングの視点から、この背景に何が起きていたのかを調べました。
当時、民主党総選挙の時期で、テレビでも選挙の話題が多く取り上げられていました。
ちょうど「うそ発見器をつくろう」というイベントのCMもこの時期に流れていました。
総選挙というタイミングに、塾がこういうイベントをやることが、大人たちの間で話題となったそうです。
このギャップに大人たちがSNSで話題となり、拡散され、多くの人たちが関心をもったことがわかったそうです。

 

気づいたこと。
「人気がでる子ども向けのものは、以外と大人が興味を持ったことで、話題になっていることが多い。」
ということです。

イメージを覆すことが起きた時、意外性を感じ、人は興味を持ってしまう。
これは、ひとつのギャップ萌え!ということですね。
社長いわく、ギャップ萌えは『恋愛だけでなく、マーケティングにも起こる』
驚きですね!