「今月の校閲」

こんにちは。長壁です。

 

お客さまとの赤字とつき合って、まだまだ5年です。
(経営ではないです。校正紙のほうです。)(笑)
「全体を見る」「先を読むことでリスクを防げる」という赤字に出会いました!

2020年度に実施される新学習指導要領。
最近は特に耳にしますね。
私も小学生の子どもを持つ母として、気にはなっているけど、
あまり深く探ることもなくでした。

そんな時、某塾の折込チラシ制作にて『2020年大学入試制度改革』
という言葉を目にしました。
現在の大学入試センター試験ではなく、「大学入学共通テスト」という
ものになります。
また、新学習指導要領で小学英語が教科化されることや、
プログラミング教育必修化など教科が変わる増えるというのはテレビなどでも
取り沙汰されています。

きっとそういう変化に対応されているご家庭も多いかと思います。
ですが、私の場合はというと、「英会話習わせたほうがいいのかな?でも、お金かかるし…」
「塾行かせるべき?でもね…」みたいな感じで考えるけど、特に動くこともなくです(笑)

こんな私なので、この折込チラシ制作での校正はとてもいい勉強になりました。
なぜかというと、
『2020年大学入試制度改革』『新学習指導要領』という言葉がキーワードとなり、
塾などもこの2つの変化にどう対応できるのか、どういうところを変えていくのか、
というのをお客さまとのやりとりでどう変化していくのかという先を読むことに何となく気づくことができたからです。

制作前に「サムネール」というものを社長が書きました。
これは制作指示に対して、要点を書き出し、どこに何をどう要素を入れるかという
提案書兼、設計図みたいなものです。
それをお客さんに確認していただき、方向性が決まります。
サムネールには、お客さんからの要望や回答は赤字で書かれていますが、上記のキーワードに対しても
どう動いているかなど丁寧に書かれていました。

もう一つ、
4月に実施するイベント内容の赤字でした。

「このイベントで学んだことは将来高校で学ぶ【運動量保存の法則】」
という文章に対して、お客さまより「とってください」と赤字指示がありました。

サムネールでのやりとりを考えると、おそらく、新学習指導要領改訂に伴い、
もしかしたら高校ではなく中学で学ぶということもあり得る。
まだ今の段階ではわからない。わからないことをのせるのはリスクが高い。
なので、トルという指示になったのではと社長から教えてもらいました。

 

今回、担当されているお客さまの赤字は、
「全体を考えて見ているんだな。」
「先のことを読んで考えているんだな。」と感じました。

一つ一つの文字だけに注意してしまうと、文章全体が見えなくなることがあります。
つまり、「校閲」という作業では、何を言っているのか、言っていることは正しいのか
という客観的に見る思考が大切だったことに気づかされました。
初心にかえり、『素読み』の大切さをもう一度再認識。
私にとって「背景を頭に入れてから『素読み』をすること」が大事なんだと
今回のことで、勉強になりました。