「ニッチ」とはどういう意味?

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こんにちは。長壁です。

久しぶりのマーケティング用語。
先週から“日経XTREND”という雑誌を読んでいます。
社長が定期購入しているので、毎月届くのですが、
こんな私にはとおーい世界の内容なんだろうな。と
思っていました。
社長から「時間があるときに読んでごらん。全部わかろうとしなくても大丈夫。
わからなかったら聞いたり調べてみてもいいし、読んでみると勉強になるかもよ。」
というお言葉があり、目を通してみました。

 

いろいろな特集がある中で、目を引いたのが
『P&Gマフィア』という言葉でした。
「『P&Gマフィア』とは、P&Gの出身者が他のところで活躍している人たちのこと」
を呼ぶそうです。

P&Gでの経験談とそこで成功したマーケティングのことが書かれていました。
最初にも言ったように、私にはとおーい世界の話かなと思いきや、
『P&Gマフィア』さんが担当した商品が、私も買ってるぞ。使ったことあるぞ。
という商品ばかりで、いち消費者として購入しているものだったので、
読んでいくうちに「おもしろい!」と思いながら読んでいる私がいました。

でもやはり、聞き慣れない言葉や難しい言葉が出てきました。
そんな時は、ポストイットを貼って後でチェック。
まずは、「一通り読んでみることを大切にしよう」と決めて読みました。

 

読んでみた話の中で『ニッチ』という言葉が出てきました。
ニッチ?
にっちもさっちもいかない。あっちもこっちもみたいな?(笑)
調べてみたら全然違いましたー。

『ニッチ』とは。
もともと「隙間」という意味があるそうです。
ですが、マーケティングで使われる「ニッチ」とは、
“1.市場規模が小さく、誰も手を付けていない分野
「ニッチ」とは、大企業がターゲットしないような小さな市場や、潜在的にはニーズがあるが、まだビジネスの対象として考えられていないような分野を意味する”
引用元
「ビジネスシーンでよく聞く「ニッチ」ってどういう意味?」より
https://matome.naver.jp/odai/2143716428080261801

「コトバンク」より
“《すきまの意》市場で、大企業が進出しない小規模な分野。また一般に、普通には気づきにくいところ。「ニッチ産業」「ニッチな趣味」”

ニッチ-6926

もうひとつ、「ポイント・オブ・ディファレンス」直訳すると差異点。
という言葉がありました。
差異とは、他のものと異なる点。ものとものの違い。差。

この言葉が出来てた内容が緑茶で有名な『綾鷹』というお茶。
『P&Gマフィア』さんの1人である方が担当した商品だったそうです。
ペットボトル飲料でお茶もたくさん商品があるけど、
『綾鷹』は私も買って飲んだこともあるし、お茶と言えば○○という中に入る有名なブランドですよね。
特にCMで見る「急須でいれたような濁りのあるお茶」は他のお茶とはまた違った印象を持ちました。
でもこの裏にはすごいマーケティング戦略があったとは。

最初は「コンビニ限定のプレミアムなお茶」というニッチなポジションだったそうですよ。
何でコンビニ限定なんだろう。
どんなところがプレミアムなんだろう。
と消費者目線で思ってしまいました。

読んでいくうちに、他とは違う最大のポイントである「急須でいれたような濁りのあるお茶」が消費者に伝わったから今の人気があるのかなと思いました。
やっぱり急須でいれたお茶はおいしい。それがペットボトルで、外でも味わえるとなると
好きな人は買っちゃいますよね。
私もその内の1人です。(笑)

「ニッチ」とは
つまり、世に出回ってはいるけど、商品と価格がいまいちしっくりこない。消費者が購入対象と考えていない。
良さが伝わっていない。
ということでしょうか!
そして、たくさんある商品だからこそ、他のお茶とはどこが違うか、良さはどこかを追求していく。
そうすることで、「消費者が家で急須でいれたお茶をペットボトルでも味わえる」
という他のお茶とは違う特別感が合致して人気が出たのですね。

 

余談ですが、「にっちもさっちもいかない」を調べたら
「ニッチ」と似てる部分もあるのかなぁと私は思ってしまいました。

『にっちもさっちも – 語源由来辞典』より
https://gogen-allguide.com/ni/nicchimosacchimo.html
“【にっちもさっちもの語源・由来】. にっちもさっちもは、算盤(そろばん)用語が語源である。 「にっち」は「二進(にしん)」、「さっち」は「三進(さんしん)」の音が変化した語。 「二進」 とは2割る2、「三進」とは3割る3のことで、ともに割り切れ、商に1が立って計算が出来ることを意味していた。 そこから、2や3でも割り切れないことを「二進も三進も行か ない」と言うようになり、しだいに計算が合わないことを意味するようになった。 さらに、 商売が金銭面でうまく行かないことの意味になり、身動きがとれない意味へと変化した。”

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