「未来像をイメージすること」〜“Why”の大切さ〜

こんにちは。長壁です。

 

「未来像をイメージすること」
〜“Why”の大切さ〜

 

英語教材専門店のネリーズさまより、
以前いただいた
勉強会のファシリテーターの事例をご紹介いたします。

『IPI(独自ブランド)のブランディング勉強会』という内容でした。
IPIとは、ELT(English Language Teaching)教材専門の代理店。
世界各国の優れたELT教材を発信しています。

月1回のミーティングで計5回、
各部署から1名ずつ計6名の参加者で行われました。

 

私はミーティングには参加していません。
社長からお話を聞いたり、ミーティング資料の準備で、
どういう勉強会だったのか、
私なりに考えたり知る機会を得ることができました。

 

社長が作成したミーティング資料には、
まず「ゴール」が書かれていました。
そのゴールは、クライアントでブランドコンセプトを再構築することでした。
そのために必要な社内でのコンセンサスの取り方、
お互いに理解を深めるためのディスカッションの下地作りなどを、
この勉強会を通して、まずは参加者みなさんに。
そして、全社員が自分に関わることと認識できるような
ブランドコンセプトを再構築するために、
必要な要素をワークシートを使いながら社長が進行していく内容でした。

 

【第一回 ディスカッションの下地作り】
ミーティングの資料を校正、準備したときのことでした。
「ladder up」 直訳すると(はしごを上る)
「ladder down」 直訳すると(はしごを下りる)
この2つの言葉が出てきました。
初めて聞く言葉でした。

しかし、資料に目を通すことで、
この言葉は社内でいろいろなツールをディスカッションしながら
作り上げるときに必要な「考え方」だと知りました。

 

ディスカッションでは、意見を出し合いながら進めていくと思います。
ただ、その話し合いの中で、「意見と好みの区別がつかなくなる」と
いうことも起きてしまうそうです。
何が違うのでしょうか?
好みというのは、好き嫌いがあるので1人1人違って当たり前です。
意見をまとめる段階で好みが出てきてしまうと、
解決にはたどり着けなくなるそうです。

意見は、目的があってそこに根拠や理由が存在します。
自分の意見に対して、「なぜ?」と問いかける。
「なぜ?」の答えには、「なぜなら」などそこには理由が存在すること。
その理由を一つ一つ探っていくと、
そのためにはどういうことが必要なのか
課題や役割が見えてくるということ。
逆に、「なぜ?」の答えが明確な答えになっていないとき、
その意見に説得力が生まれません。

 

私自身、同じ作業の繰り返しをしてしまったり、
自分の役割が見えなくなってしまうことが正直ありました。
会社という場では、社長がいるから私の役割がある。
家という場では、夫がいるから妻の役割がある。
子どもがいるから母としての役割がある。
1人では役割など考えないですが、
誰かがいて自分の役割というのを考え行動します。
資料を校正しながら、自分に置き換えてみたりして…
このワードはとても印象に残りました。

第1回のミーティングでは、
ディスカッションをするうえで大切なことに気づいてもらい、
ワークシートを使って参加者1人1人の考えを出し合い、
共有することからスタートでした。

 

【第2回 大事な視点】
このミーティングでは、理解を深めるために必要な視点、
「相手をイメージすること」というのがキーワードでした。
社内でコンセンサスを取るときには
「5W1H」を確認しながら進めていくことが大切になるそうです。

その第1段階が「Why」!
ゴールに向けて進行していく過程で、最も大事な部分になるそうです。
目指す目的やミッションを考える=「Why」
独自ブランドを持つ教材は何のために存在するブランドなのか?
どんな役割を担うことで、周囲から必要とされたいか?

資料に目を通したとき、この「Why」を考えるとき
目の前のことだけをイメージしても答えは出ない。
という言葉はグッときました。
自分たちを必要としてくれる「相手をイメージすること」で、
自分たちはどういう存在なんだろう。
どういう役割があるのだろう。
と、“そこに必ず人がいること”
このことを忘れてはいけないのかなと私は思いました。

このワークシートで出た意見や言葉を
テキストにする作業をさせていただきました。
CLILL?
TOK?
またまた初めて聞く言葉でした。

でも最近は英会話スクールでも「CLILL」という言葉を目にします。
TOKという言葉も調べてみると、
(Theory of Knowledge)の略で「知の理論」とのことでした。
私には難しい。

でも、調べてみたときに両方とも
「ただ知識を覚えるだけではなく、それをどうやって相手に伝えるか、表現するか」
というところに視点をおいているのかなと思いました。
これは学校の教育でもこの視点を重要視しているし、
英語で英語を学ぶ学校はもちろん、2020年度からの学校英語教育、英会話スクールなど
この視点は今すごいホットなんだろうなと思いました。

 

【第4回5回 実践】
今までのミーティングで共有してきた内容を整理し、
課題を解決するために、アウトプットの形を考え、
自分たちで話し合って決めたことを
最終段階で行ったそうです。

ここでのキーワードは
「add on」 直訳すると(付属品)
「switch on」 直訳すると(興味を持たせる)でした。

「どんなアウトプットなら
社内の人たちが売りに行けるのか、行動できるのか」
を話し合い、社内で理解を深めるには、
教材の強みと弱みがまとまっていなかったことに
気づいたそうです。

 

顧客が違えばニーズも異なること。
売りたいものを1つに決めるのではなく、
相手によってニーズによって、
「add on」(ここでは副教材のこと)と
「switch on」(ここでは教材変更のこと)の両方で考え、
こちらが提案できるようになればいい。
と話し合いで決まり、
「教材マニュアル」を作ることがいいとなったそうです。

そのために行動したこと。
各自が独自ブランドの商品を実際にブックストアへ足を運び、調べたそうです。
飯田橋のクライアントオフィスの1階にブックストアが併設されています。
参加者からは、
「目的を持ってブックストアに行ったことで、今までとは違った目線で調べることができた」
という声があったことを社長から聞きました。

 

【最後に】
相手をイメージし、その先の未来をもイメージすることで、
違う角度からの見方や考え方を得ていただけたら弊社もうれしい限りです。
話し合うためのスキルを身につけ、実践するまでの過程を
社長がナビゲートしていたんだなと感じました。