まだまだ続くよ ロジカル・シンキング〜番外編〜


こんにちは、及部です。

先週は弊社のスタッフが
私の「なぜ?どうして?攻撃」を逞しくかいくぐり、
いかにして「正解を探すクセ」から抜け出したかのお話でした。

いっや~、
見ていて可哀想なほどビクビクしている時期もありました。
でも、それってお互い様で
私もいつ「辞める」と言い出されるかビクビクしていたのでしたw。

「正解を探すクセ」が全開のころなんて、
わからないことを聞き返すのは失礼と思い込んでいるものだから、
私が言ったことがまっすぐ伝わらないこともしばしば。
それはそれはもうw。

そのくらい、上司と部下のコミュニケーションって
難しいですよね。
双方にに悪意なんかなくても
むしろ思いやりとか敬意とか気配りしか存在しなかったとしても
ストレスの素になってたりします。

そこで仮説を立ててみました。

職場や仕事の人間関係のストレスは
主義主張や性格の違いとか
能力とか相性の問題と言うより、

お互いの日本語が通じていないことで起きている。

今回はブランディングのお話を少しお休みして、
最近見たテレビの興味深かったお話をすることにします。

2019年11月29日のBSフジプライムニュース。

テーマは『外交・安保まるわかり 「データ分析」最前線』でした。

国立情報学研究所 准教授の水野貴之先生と
自民党総裁外交特別補佐・衆議院議員の薗浦健太郎さんがゲストでした。

ビッグデータとかAIとかにはとんと疎く
安保問題とかもまったく暗い私にも
今後、ビッグデータがどのように
平和のために活用されていこうとしているのかが
ほんの入口だと思うのですが
わかりやすく解説されていました。

「表示される動画は6日分のみ」と書いてあるので
見られるかどうかはわかりませんが、
いちおうリンク張っておきますね。
  ↓
http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/day/d191129_1.html

私に一番ツボだったところが
ハイライト動画ではカットされています。
私なりに記憶だけで
水野先生がおっしゃっていたことを
平たく書くと次のようになります。

「データ・サイエンティストのような理科系の人間には
 政治のような文系の話はわからない。だから、
 『こういうことが知りたいので、
 こういうデータとこういうデータを繋げると
 わかりますかね?』という風に
 通訳してくれる人が必要なんだ!」

これからの時代に求められているのは
理系日本語と文系日本語との間の通訳なんですって。

面白いですね~。
専門性が高まれば高まるほど、
他の専門領域の人たちと話すときには
通訳が必要だってことですよね。

でも、これって理系と文系の間だけに起こっているんでしょうか?

私は、課題が表面化している世界なだけ、と思うんです。

同じ日本人同士で
日本語のネイティブ・スピーカー同士であっても
バックグラウンドが違うと
異なる日本語を話すようになってしまっている事例は
他にも存在しているのではないでしょうか?

たとえば、上司と部下。
経営者とスタッフ。
あちらの部署とこちらの部署。

ただ大きな日本語というグループの中で
微妙に違うことばで話しているだけなのに、
下手に日本語という共通言語を持っていると思い込むから
「なんでわからないんだっ!」と
マイナスの感情を抱くことって多いと思うんです。

そこで、仮説に対する解決策案。

自分が身につけている日本語で
ただ話すだけでは
相手に通じないものだという認識を
ひとりでも多くの人が持てたら、

もっとお互い通じるように
自分が話すことばを工夫するのではないでしょうか?

日本語が通じてないだけだと思えたら
色々な場面で
もっと気楽になれると思うんです。

そんなことを思ったのでした。

常々広告デザインは
クライアントとまだ見ぬ不特定の未来顧客との間の
通訳だと思ってきました。

「わかっている人」と「何も知らない人」との間の
日本語と日本語間の通訳です。

どうすれば何も知らない人にわかりやすく
表現できるか、伝わりやすくなるかを考えていくとき、
客観的なロジカル・シンキングは不可欠です。

そして、おそらく普段のやりとりにも有効です。

この間言われたことと、
今日言われたことの「つながり」が
わかるようになります。

わからないことは「わからない」と言えて
今理解していることを
お互いに摺り合わせていくことができます。

通訳抜きで
お互いの日本語が少しずつ通じるようになります。

ただし、そこに辿り着くまでは
多少の時間がかかる、というだけのことです。
手間暇かければいいだけです。

通訳なしで外国人と話せるように
外国語を学ぶのと同じってことです。

最後に。

何年間も私からの「なぜ?どうして?攻撃」に耐え、
ヘレン・ケラーが「水!」と叫んだ瞬間と同じように
「つながった瞬間」まで辿り着いた弊社のスタッフちゃん。

リスペクトです。よく頑張ったね。

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