コミュニケーション-効果的な対策は、やっぱり「聞く力」-つづき!!

こんにちは、及部です。

中間管理職の方にはあるあるだと思うのですが、
指示したはずのことを「聞いてません!」と言われることって
ないですか?
でも確かに自分はきちんと言ったはず・・・。

そんな場合、どう対処されますか?

「言ったよね~!」と言い返しますか?
それとも言った言わないを避け、ぐぐっと呑み込みますか?

話を聞けない状態に陥るのは、
本当に一人ひとりさまざまな原因があると、前回書きました。

そこで、今回はそんな時に私が心掛けていることを
書いてみようかと思います。

1.私の話を聞いてくれない原因は
 私にはわからないと受け止める。

これ、言葉で書くと簡単ですが
意外と難しくないですか?

割と、
自分がこういうときはこうだから
きっとこうに違いない、なんて思ってしまいませんか?

しかも相手に対して、大事に育てたいとか
一緒に仕事をしていきたいと思うほど。

でも、コンサルタント契約で
何人もの参加者とお話しするときに
この原因に興味を持ってもあまり意味がありません。

私の役割はその人の心理カウンセリングではなく、
トップと同じ方向が目に入るように
しかけを考えていくことだからです。

もし必要なことなら、
相手の方からそのうちカミングアウトしてくれるので
それまでは
「私にはわからない」に徹するよう努力しています。

2.話がうまく伝わらないときは、
 相手が「聞かない」のか、「聞けない」のかを区別する。

これ、最初に定義しますね。

「聞かない」は、言葉は通じているけど聞き入れてもらえない。
「聞けない」は言葉が通じていない。

以前、社員の皆さんから
「○○代表は全然話を聞かない」という噂のトップとお話ししたときに
そんな評判とは裏腹にとても熱心に耳を傾けていただいたことがありました。

評判と私への接し方との間にあまりにギャップがあったので
単刀直入に質問したところ、

どうやらその方は
一度社員の言うことを聞いてしまったら
それがどんなに的外れなことであっても
聞き入れてやりたくなってしまうとお考えだったようなのです。
だから最初から「聞かない」と。

お優しい方ですね。

または、相手のことを信用していないので
一切聞く気がないという場合もあります。

そういう方とはお話ししても意味はないと思うのですが
生きてるとそう言ってばかりもいられません。
悲しいですけど、頑張ります。

以上が今まで私が出会った
「聞かない」の代表事例です。
どちらにしても、何らかの意志を持って聞いていないわけです。

一方「聞けない」というのは
指示を出す側か、それを聞く側、どちらかのスキルが足りないか、
お互いの関係がまだ浅くて、
共通の言語を持てていないか、ということかと思ってます。
そこに「聞きたくない」という意志は存在しません。

ここのところを区別します。

そう、聞きたくないわけではないのです。
なので言った側が
何らかの負の感情を持つ必要はまったくないのです。
ここのところのボタンの掛け違いで
今までどれほど失敗してきたことかw。

例えば弊社の長壁は、
入社して半年くらいはほとんど指示通りに動いてくれませんでしたw。
(ごめんね)

子育てを一段落して
久しぶりに社会復帰したので
度を超えるほど緊張していたのです。

「失敗したらどうしよう」と思うあまり、
私に聞いたことはすべて忘れてしまう。
でも、聞き直すことができない。
だからどんなに頑張っても指示通りにならない。

また、クライアントの方で
トップの言うとおりに動けない人がいました。
トップの方から
「なぜああなっているのか探って欲しい」とご依頼を受けました。

その方の場合は
トップを尊敬するあまり、
「一体この人は、自分をどう思っているのだろう?」に興味を持ってしまったわけです。
その人自身を知りたくなってしまったんですね。恋?
その結果、
「上司として自分に何をしてほしいか?」は聞き取れなくなってしまったみたいです。
「自分にもっとかまって欲しい」モードになっていたのでした。
やっぱり恋?

また、
すごく言葉が通じるときと、まったく通じないときの
差が激しい人がいました。
あとから聞くと、片耳が難聴で
私の話を視覚とカンを駆使して聞き取っていたみたいです。
なので、少しでも私の話し方が速すぎたり
声がこもっていたりした場合は
トンチンカンな行動を取っていたらしい。
もっと早く言ってくれれば~、という事例ですね。

本当に、人それぞれの原因があります。

3.まずこちらから話を聞くようにする。

何度も書きますが、私の役割は心理カウンセラーではなく、
専門家でもありません。

ですので、できることはたかが知れています。

ただ、話を聞けない状態の人に対しては
話を聞いてもらえた経験を積み上げる必要があると思っています。

その経験の量がある一定の臨界点を超えたとき、
その人自身も人の話を聞けるようになるような気がします。

私自身がそうでした。
弊社の長壁もそう言っています。

そんな時間はない、と言われるかも知れませんが
最初だけです。
早い人なら1時間じっくり話を聞くだけでも
ちゃんとリセットされるかも知れません。

話を聞けるベースが作れれば
そのあとは
次第にコミュニケーションの速度が上がっていきます。

ちなみに最初に書いた
「聞いてません」攻撃を受けたときの
最近の私の場合。

自分が確かに言った覚えがあるときは、
「そうかぁ、聞けてなかったか~」と
笑顔で言うことにしています。

だって相手は「言われてません」とは言っていないので。

意外な展開なのか、はたまた相当怖ろしいのか、
大抵の方はびびって
「もう一度教えてください」とおっしゃいます。
世の中、優しい人が多いですw。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。