例外のかなづかい編

こんにちは。長壁です。

「あれっ?どっちだっけ?」

〜かなづかい編〜

前回のブログで、「じ/ず」「ぢ/づ」の使い方について調べました。
“二つ以上の言葉が組み合わさって一つの言葉になった場合は【ぢ】【づ】”
例外で
せかいじゅう(世界中)と、いなずま(稲妻)がありました。

なぜ、せかいじゅう(世界中)は、世界 + 中 なのに、せかい【ぢ】ゅう ?
いなずま(稲妻)は、稲 + 妻 なのに、いな【づ】ま ではないのでしょうか?

上記の言葉は、二つ以上の言葉が組み合わさって一つの言葉になったわけではない
ということです。

1.世界中について
辞典で調べてみました。

小学生が使用する辞典で調べてみると、
「中」という漢字の音読みは、「チュウ」「ジュウ」とありました。
「(ジュウ)ある範囲の全体」という意味です。

小学館
例解学習漢字辞典 ドラえもん版 / 藤堂明保 / 深谷圭助より

しかし、漢和辞典で調べてみると、
「中」という漢字の音読みには、元々「チュウ」のみでした。
また、世界中の中のように、全体という意味もなかったのです。

大修館
現代漢和辞典より

つまり、この漢字は日本で意味や使い方が変化していったのです。
全体という意味で「中(ジュウ)」を使うとき、名詞の後ろにつきます。
①期間を表す語につける
「一年中」「一日中」
②空間や範囲を表す語につける
「世界中」「日本中」
③集合体・集団を表す語につける
「学校中」

上記のように、名詞につけることで全体という意味が成り立つのですね!
世界中を 世界 と 中 に分けることが難しいので、例外となります。

2.稲妻について

デジタル大辞泉の解説
《稲の夫(つま)の意。稲の結実期に多く起こるので、これによって稲が実ると考えられていた》
引用元
https://kotobank.jp/word/稲妻-435139

調べてみると
稲の実がなる季節と自然が関係していました。
雷光が稲を実らせるという古代の考え方から、かみなりが鳴ったときに生じる光を「稲妻」というのですね。

「夫/妻」は、昔は夫婦や恋人が互いに相手を呼ぶ言葉で、男女関係なく使われていました。
現代仮名遣いでは、「つま」という語に「妻」の漢字が用いられたそうです。

稲 + 妻 と考えれば、「いなづま」も間違いではないですね。
現代仮名遣いでも、本則は「ず」ですが、「づ」を用いることもできるそうです。

例外になる理由として、
古くから信じられてきた意味を元に漢字をあてはめてできた熟語だからだと思いました。
日本独自の熟語なので、『和語』とも言います。

何ともややこしい!!
日本語って奥が深いですね〜

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