校正の基本編【”ら”抜き言葉】に要注意!

こんにちは。長壁です。

誰が読むもの?

過去のブログ記事を読み返して、分類作業を
していたときのこと。

約6年前と約4年前に書いてアップした2つの
記事を読んで、「これ、校正の基本だ!!」
と思ったのです。

それは、
【”ら”抜き言葉】【”さ”入れ言葉】です。

お客さんと
メールのやり取りをしているとき。

文章を打ち込んだ後に、
校正をしていますが、

(あれっ。
これは必要な”ら”が抜けている?)
(あれっ。
これは不要な”さ”が入っている?)

と、正しい日本語になっていないことも
しばしば・・・

みなさんもありませんか?

なぜ、【”ら”抜き言葉】【”さ”入れ言葉】は
なくならい?

それは、「相手に通じてしまうから!」だと
思いました。

紙媒体の校正をしているときはめっちゃ意識
して注意深くチェックしていますが、仕事か
ら離れ、普段の生活の中での会話だと、こう
いう言葉の意識が薄れています。

正しい日本語よりも、相手に通じる日本語の
意識が高くなるからだと思います。

校正で言葉について調べることも増えたので
すが、それと同時に、言葉も変化していて、
変化した言葉のほうが一般的になっているこ
とも知りました。

だからこそ、基本に還ってみよう。

そう思いました。

話し言葉でよく起こりがちで、さらに通じて
しまうからあまり違和感を持たない。

しかし、仕事で相手に読んでもらうメール
は、言葉遣いで違和感を持たれやすい。
また、データで残ってしまいます。

弊社では紙媒体の広告やツールを制作してい
ますので、不特定多数の方たちの目に留まり
ます。年齢も異なります。形に残ります。

これらの先には、読む・見る”人たち”がいる
ので、違和感を持たれないよう、正しい日本
語かどうかを意識して校正する必要があるの
だろうと、改めて感じました。

本当は”ら”が必要?
【”ら”抜き言葉】

可能(〜することができる)の意味を表す
「れる」「られる」。

本来、助動詞「られる」がつくはずなのに、
「れる」になっているのが【”ら”抜き言葉】
です。

よく聞く言葉は「食べる」→「食べれる」に
なっている。

正しくは「食べられる」ですね。

活用がポイントなのですが、覚えてますか?

絶対習ったはずなのに、活用という言葉を聞
くと、「あれっ?何だっけ?」とすぐに出て
こないことありませんか?

【活用の種類】には、
未然形(〜ない)
連用形(〜ます)
終止形
連体形(〜とき)
仮定形(〜ば)
命令形

があります。

語幹がどう活用するかによって、5種類に分けられます。

①五段活用
②上一段活用
③下一段活用
④カ行変格活用
⑤サ行変格活用

があります。

これも習ったー
私は、調べてやっと、(そうだ!これね!)となりました。

例えば
帰る(かえる)

かえ(ら) ない
かえ(り) ます
かえ(る) とき
かえ(れ) ば

送り仮名の( )の部分が変化します。
( )の音を伸ばして発音したとき、
音がアイウとなれば、①五段活用です。

食べる(たべる)

た(べ)  ない
た(べ)  ます
た(べる) とき
た(べ)  れば

送り仮名の( )の部分はそのままです。
音がエ段となれば、③下一段活用です。

①五段活用、⑤サ行変格活用の動詞は助動詞
「られる」を使わずに可能動詞がつくれます。

帰る → 帰れる
送る → 送れる
する → される

②上一段活用、③下一段活用、④カ行変格活
用の動詞は助動詞「られる」を使います。

見る → 見られる
着る → 着られる
起きる→ 起きられる

寝る  → 寝られる
食べる → 食べられる
しゃべる→ しゃべられる

来る → 来られる

「れる」なのか、「られる」なのかを
簡単に見分ける方法はこちら!

「〜ろう」「〜よう」に置き換える。

食べる → 食べよう
見る  → 見よう
「〜よう」になった場合は「られる」

帰る → 帰ろう
「〜ろう」になった場合は「れる」

実は、「帰られる」も使うような
気がしませんか?
これ、尊敬語です。

可能の意味を表すときは「帰れる」
尊敬の意味を表すときは「帰られる」

また、尊敬語の「お〜になる」を「お帰りに
なられる」としてしまうと、二重敬語になっ
てしまうので、要注意です!

校正では、この活用を使って正しい日本語か
確認したり、「帰る」のように、可能の意味
なのか、尊敬の意味なのか、この違いを確認
したり、とても大事な基礎になります。

「さ入れ言葉」はまた後日!!

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