ロジカル・シンキング 〜Ladder up と Ladder down〜

明るく楽しいコミュニケーションのためのスキル! ブログ

こんにちは、及部です。

弊社ではデザインやコンサルタント業務を受ける上で
さまざまな立場の方との定例ミーティングをとても大事にしています。

そして、その始めに必ず行うワークがあります。

ツールを作成する上での現状の課題を
ツリー構造で整理し、お互いに共有しましょう、
という作業です。

参加者のそれぞれの意見に対し
「何のためにそれが必要か?」
「具体的に何をどうするか?」
という質問を私の方から投げかけながら
ホワイトボードに、ツリー構造になるように整理していきます。

「何のためにそれが必要か?」という質問の答えは
より抽象的な上位概念として上か左に書き出していきます。
なので、Ladder up(はしごを登る)と言います。

「具体的に何をどうするか?」という質問の答えは
課題解決の具体策として、下か右に書き出していきます。
なので、Ladder down(はしごを降りる)と言います。

そして線で結びながら
構造として整理していきます。

その中で気づいたことがあります。

この上←中→下に繋げる考え方を
どんなに説明しても理解できず
頭が真っ白になってしまう人たちが存在する事実です。
または逆方向の発言が出てくる人もいます。

誤解を恐れずに言うと、
(たまたまかもしれませんが、)
女性に多いようです。

そして、これが苦手な女性ほど
男性の上司はストレスに感じるという場面にも
かなり出会いました。

おそらく
ロジカルなコミュニケーションが通用しないからなんだと思います。

もともと回路がないのか、
女子脳だからなのか、
日本の学校教育の賜物か?

原因は私にはわかりませんが
どうやらそのようなのです。

もっと悲惨なのは
このLadder up、Ladder down思考が苦手な場合、
本人の「気づく力」が高いほど、
男性上司から見たときに
「文句ばっかり言ってる面倒くさい女子」に見えてしまうらしいこと。

これって、もったいないと思いませんか?

せっかくの高い「気づく力」を活かせないなんて
本当にすごくもったいない!

でもね、でもね。

かくいう私自身も最初に教わった頃は
頭の中がぐちゃぐちゃになりました。
そして、訓練を続けるうちに
だんだんコツがわかってきて
使いこなせるようになりました。

弊社のスタッフの長壁も
最初の頃はつらかったと本人も言っていますが
私がことあるごとに「なんで?理由は?」という質問をかけ続け
今やロジカル・シンキングができるようになっています。
大変だったろうにねぇw。

つまり、いつかは誰でも身につく可能性があるということです。

明るく楽しいコミュニケーションのための
ロジカル・シンキング。

具体的な方法論は
次回お伝えしようと思います。

次回は ロジカル・シンキング〜Ladder up と Ladder down〜 【実践編】

【コンサルティングページはこちらへ。】

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