「時計の進化と社会の変化」

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こんにちは。長壁です。

 

「時間」は世界共通。
当たり前のことですが、「時計の歴史」を知ったとき
これってすごいことなんだ!と実感しました。

「時計」についてコピーを書く作業をしました。
このときのエピソードはまた後ほど。
書く前の準備段階として、「時計」についてのある本を読みました。
そこには、「時間」と「人が生活する」こととの関係や、「社会との結びつき」など、
今ある「時計」がどうやって生まれたかが記されていました。

 

【時計の進化と社会の変化】

今みなさんは、どこにいても正確な時間を知ることができます。
時計がない時代、人々の生活は、季節やその場所によって、時間の長さはそれぞれ違ったそうです。
昔の人々は自然を元に生活リズムがあり、これを『自然時間』というそうです。

 

一方ヨーロッパでは、時計職人によって、修道院や教会の塔の上に機械式の時計が置かれ、決まった時刻に鐘をならして、住んでいる人たちに知らせていました。この時代の時計の役割は宗教活動のためだったそうです。
時計を作る人たちによって、精度も良くなり、時計は公共の場所へと広がっていったそうです。
人々の生活も、時計によって一定の時間で動くようになり、後に産業革命が起こりました。
生産性をあげるために、人は時間に合わせて働くという意識になったそうです。
機械時計によって、工業社会に変化していき、高価な時計を持てる貴族、資本家や経営者が、時間を支配していた。
労働時間の価値が「量」になり、これを『機械時計のつくる人工の時間』というそうです。

 

より正確な時間を刻むクオーツ時計の登場により、
また、日本の時計メーカー「セイコー」の技術によって誰でも持ち歩けるクオーツ式腕時計が登場しました。
これをきっかけに世界中の人たちにクオーツ時計が普及していったのです。
社会も変化し、情報社会、ネット社会が加速し、これを『情報時間』というそうです。

 

時計の進化の裏で、社会全体が変わってきているのですね。
身近なところでは、今では当たり前にあるコンビニ。
コンビニができたことで、夜遅くまで起きていても気にならなくなり、時間を気にすることなく買い物ができる。
コンピュータ、タブレット、スマホというものが、さらに時間を気にすることなく情報を得ることができたり、ネットビジネスをも加速していき、時間というものの価値が個人によって違うのかなと思いました。

 

今起こっている“働き方改革”は、会社の時間に縛られることなく、生産性向上のために、働く人たちの生活環境によって、個々の能力を最大限に活かそうという目的だと思います。
経営者にとっても、時間の価値が「量より質」へと変わっている中、私たちも時間をいかに有効に、効率的に使うかが重要なんですね。時給の価値がその人の社会への貢献度になっていくのですね。
私ももっと時間を大切に、質をあげらるように・・・と密かに思いました。

 

本の紹介です。
参考にさせていただきました。

『時計の針はなぜ右回りなのか』
著者  織田一朗
発行者 藤田 博
発行所 株式会社草思社

『時間革命』
著者 角山 榮
発行 株式会社新書館

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