「縦組み」と「横組み」について

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こんにちは。長壁です。

「横組み と 縦組み」とは

前回のブログを書いたときのことです。
横に文章を流してテキスト打ちをすることを間違って横組み、
項目ごとに縦にテキスト打ちすることを縦組みと間違った言葉を使ってしまい、
社長に指摘されました。

このときに、横組みと言うと「左から右に文章を書き、下に向かって改行すること」で、
縦組みと言うと、「上から下に文章を書き、左に改行するすること」だと
読む人は認識すると教えていただきました。

「そっか!」と気づき、言葉の使い方に気をつけないと
誤解を招くなと改めて思ったのです。

これがきっかけで、文字や文章の組み方について調べてみることにしたのであります。

今、私たちが日本で見るチラシ、雑誌、本などには、横組みが多いですね。
一方、新聞は縦組み。
小学校で習う国語では教科書は縦組み、漢字や国語辞典なども縦組みです。
横組みと縦組みがあるのは何でなんだろう?

調べてみると、縦組みは日本などの漢字文化独特のものらしいです。
国語の教科書が縦組みの理由とは…
『日本語の文字は中国の「漢字」が元となっています。
漢字は「漢文」の縦書き形式と共に日本に伝来し、当時の日本人は文字とは
縦に書くものと認識したと考えられます。』
https://yumenavi.info/lecture.aspx?GNKCD=g006506”より

『元来、日本語は漢文にならい、文字を上から下へ、
行を右から左へと進めて表記している。
また、漢字と仮名の筆順も縦書きを前提とし、横書き不能な
書体すらも存在する。』
https://www.reese.co.jp”より

国語では、日本語とともに、文化である縦組み形式も学んでいたのですね。

他の教科などは、外国語の表記や数字の表記など、西欧文化の影響から横組みの
ほうが表記しやすいことから、横組みになっているそうです。
また、新聞は縦組みの文字数が決まっていて、それを横組みにすると見にくくなるらしいです。

更に、こんなことがわかりました。
『世界に存在する文書は、その言語および表記する文字体系の組み合わせにによって
文字を書き進める方向が異なる。』
『和文書体の活字は、各文字が 基本的に正方形なので、同じ活字で縦組と横組を使い分けることができる。』
https://ja.wikipedia.org/wiki/縦書きと横書き”より

つまり、横組みでも、右から左へ文字を書く国もあるってことですね。
漢字や仮名の文字の形が関係していたのですね。
日本語は縦組み、横組みの両方でも書けるし読めるので本当にすごいことらしいです!
数字も縦組みの場合、漢数字で表記できます。
アルファベットなど英語を縦組みって、なかなか難しいですよね。

文字を書く方向が、その国の言語と表記する文字の形が密接に関わっていたことに驚きです!
昔からある新聞も、縦組みという文化を継承していくひとつの表現方法かもしれないですね。
とても勉強になりました。

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