マーケティング用語『クレド』について

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こんにちは。長壁です。

最近聞くけど、よくわからない。
そんなマーケティング用語がまた出てきました。

それは『クレド』

ある企業のホームページを見てみると「クレド」という言葉が出てきました。
「クレド経営」という言葉があるぐらい、
最近は特に「クレド」を使う企業も多いらしい。
クレドで企業再建に成功した“JAL”は有名だと
社長から教えてもらいました。

そもそも「クレド」ってどういう意味だろう?
まずネットで調べてみました。
「ラテン語でcredoと書き、信条・志・約束を意味する」とありました。
理念を達成するために企業がとるべき行動を明確に表したものが「クレド」とも載っていました。

会社でよくある「社訓」ていうことなのかな?
社訓の横文字がクレド??
なんて思いました。

次に「社訓」を調べてみると
「その会社で、社員が守るべき基本的な指針として定めてあること」とありました。

いまいち違いがよくわりません!!
同じような気もするけど、きっと何かが違うのでしょうか。

もっと深く言葉の意味を調べてみれば何か違いがわかるかも。
クレドの意味ででてきた信条とは。
「堅く信じて守っている事柄」
社訓の意味ででてきた指針とは。
「物事を進めるうえでたよりとなるもの。参考となる基本的な方針。手引き」

クレドには、その会社の思いが込められているな。
でも、社訓も経営者の思いが込められていますよね。
どちらも思いが込められているなぁ。

社長に話を聞いたときに、クレドと社訓の一番の違いは
「全社員を巻き込んでいるかいないかの違いだと思う」と言っていました。
社訓は会社から社員へ
クレドは会社と社員
といったニュアンスの違いなのかな。
きっと言葉の意味の違いはあまりないのかもしれないですね。

クレドで有名な企業を調べてみると、「JAL」「ザ・リッツ・カールトン」「ジョンソン・エンド・ジョンソン」が出てきました。

調べていると「JAL」の企業再生へのことが載っているサイトがあり、
「JALフィロソフィ」の存在が書かれていました。
フィロソフィとは心構えで、みんなが考えてつくり上げたものとのことです。
心ひとつに、みんなが同じ目標、同じ感情、同じ価値観を共有できるように
なったそうです。

またJALのホームページで企業理念とJALフィロソフィを読んでみました。
企業理念の最初に
「全社員の物心両面の幸福を追求する」
とありました。
社員が仕事に対する誇りだったり、生きがいといった人間の心の豊かさも大切にしているそうです。
すごく社員一人一人の存在を大切にしているんだなと感じました。

「ザ・リッツ・カールトン」では、心のこもったおもてなしをすることが
使命だと書かれていました。
更に、直接お客さまと接する従業員も同じ財産だということも載っていました。
やはりここでも社員一人一人の存在を大切にしているんですね。

「ジョンソン・エンド・ジョンソン」のクレドは、
「我が信条」とありました。
我々の第二の責任は全社員に対するものである。
社員一人一人を尊重していることが書かれていました。
また、このクレドは社員と話し合いながら作り上げられているそうです。
クレドには社員の意見を尊重して作られているのですね。

クレドは作る過程で、社員同士が議論したり話し合ったりして
出来上がるってことでしょうか。
きっと社内での信頼関係も重要なポイントなのかな。
また、みんなで作り上げることで、社員の心を動かし、より社内に浸透され、共有できるものになっているのですね。
今回調べた企業がサービス業だったのですが、
上記の3つの企業には、人が持つ“こころ”がとても大切にされているなと感じました。
社員一人一人がその会社で働いていて幸せを感じることができるからこそ、
お客さまにも満足してもらいたい。その思いがおもてなしに繋がっているのかなと思いました。

JALを調べてみたら、すごく心意気に感動しました!
飛行機に乗る機会がないのが残念ですが、
もし飛行機を利用することがあれば、JALを利用したいなと思っちゃいました!
私もまた心を動かされていますね(笑)

こちらを参考にさせていただきました。
https://dictionary.goo.ne.jp

企業再生になぜ「社員の幸せ」が必要なのか――稲盛和夫名誉会長
日本航空(JAL)の驚異的な「スピード再生」を実現させたものは何だったのだろうか。稲盛改革で社員の意識、現場はどう変わったのか。連載第1回は稲盛和夫名誉会長に訊く。

https://upgrade.all-in.xyz/credo/

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