意外とややこしい、かなづかい

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こんにちは。長壁です。

「あれっ?どっちだっけ?」

〜かなづかい編〜

言葉で「ジ」と発音するとき、ひらがな表記は「じ」or「ぢ」?
「ズ」と発音するときのひらがな表記は「ず」or「づ」?

と迷ったことはありませんか?

例えば、「つまずく」「うなずく」「気づく」「築く(きずく)」などなど。
発音するときは同じ音なのに、文字であらわすときには変わるのは不思議ですね。
チラシやポスターなど制作物の校正をしていると、かなづかいはとても重要です。
特に、塾のチラシやポスターなどを制作するときは、
その対象学年によって習っていない漢字はルビを振ったり、
漢字ではなくひらがなで表記することも多いのです。

今はネットですぐ調べられます。
しかし、そのときは覚えたけど、
しばらく経ってまた違う言葉で「あれっ?どっちだっけ?」となることもありました。
なぜか?
そのときそのときで覚えて終わっていたからです。

どちらで表記するのか決まりがあり、その決まりをきちんと理解しようと思いました。

【現代仮名遣いでは、原則「じ/ず」を使う】
ジ/ズと発音するときのかなづかいは、基本「じ・ず」と書きます。
例外として以下があります。

1.同じ字音が連続で続いた場合は【ぢ】【づ】
例えば、つづく。ちぢむ。つづり。など

1.にあたらない表記で「いちじく」があるそうです。
漢字では「無花果」と書きますが、
いちじくの語源は、一説によると、毎日1個ずつ熟す意味の「一熟(いちじゅく)」が
変化して(いちじく)になったので、「じ」と書くそうです!
「無花果」という漢字は当て字なのですね。
言葉っておもしろい!

2.二つ以上の言葉が組み合わさって一つの言葉になった場合は【ぢ】【づ】
例えば、
きづく(気づく) → 気が + つく
はなぢ(鼻血)→ 鼻 + 血
かなづかい(仮名遣い)→ 仮名 + 遣い

上記の1.2にあたらない漢字の音読みでもともと濁っている場合
じめん(地面)
ちず(地図)
ずかん(図鑑)
など、【じ】【ず】と表記するそうです。

「地」という字音には
漢音では「チ」、呉音では「ジ」と読むそうです。
地面の「じ」は、漢音の「チ」が濁ったものではなく、
呉音の「ジ」であることから「じ」という表記とのことでした。

上記のさらに例外で、
せかいじゅう(世界中)と、いなずま(稲妻)があります。
つまり、二つ以上の言葉が組み合わさって一つの言葉になったわけではないのです。

さて、その理由は?
次回までに調べてみたいと思います。

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