時候のあいさつにて

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こんにちは。長壁です。

あれっ。2月の時候のあいさつだったとは!

制作物の校正をしていると、そこには時候のあいさつがでてきました。
「向春の候」
3月下旬に配付する4月号のお便りだったので、
「春に向かう季節となりました。」という意味で、
時期的にも合っているのでは?と思ってしまいました。

でも、ちょっと待て。
時候のあいさつについて無知な私でしたので、
校正者としても、これで本当に良いのか“確認”をしました。

調べてみると、あれっ。2月のあいさつ?!
とびっくりしてしまいました。
「向春」とは「春が訪れようとしていることを表す」言葉とのことです。
暦の上では、立春から立夏を迎える前日までを春としているそうです。
その中でも、立春以降の2月中に使う言葉とされているんですね。

時候のあいさつを調べてみると、ひと月だけでも20以上ものたくさんの
言葉があることに驚きでした。
なぜ?と思い、いろいろ調べてみると、四季について書かれている
1つのサイトを見つけました。
こちらを参考にさせていただきました。
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/

そこには季節と暦の関係が書かれていました。
日本の四季は半月毎の季節の変化を示す二十四節気というのがあり、
これをさらに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせる七十二候というのがあるそうです。
日本で生まれ育ってきましたが、七十二候というのがあるなんて・・・

春には、立春、雨水、啓蟄、春分といった二十四節気があり、
さらに、七十二候にわけられているんですから、
時候のあいさつもそれに合わせて生まれた言葉なんですね。
「時期的にも合っているのでは?」と思ってしまったことが
恥ずかしいです。

時候のあいさつがひと月にたくさんあるのも、頷けますね!
その時期や気候に合わせて、使いこなせたら素敵ですね。
確認して調べたことで、またひとつ勉強になりました。

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