こんにちは。長壁です。
「POST CARD」の表示の意味とは?
某クライアントからの制作依頼でのこと。
制作物は郵便で送ることが前提と
ありました。
いただいた制作指示を元に、社長が
サムネールを書くことになりました。
制作指示にはこの「POST CARD」の表示が
入っていましたが、
これは必要なのか、どうなんだろう?
クライアントに確認したところ、
「POST CARD」の表示は不要です。
と返答がありました。
「POST CARD」の表示の意味とは?
弊社担当の広告代理店の方に聞いたとこ
ろ、郵便で送るはがきには、「郵便はがき」
と表示してあるはがきの他に、個人や会社
で作って出す私製はがきもあります。
私製はがきの場合、「郵便はがき」または、
同じ意味の「POST CARD」の表示を入れ
ることで、これは、「はがきです」という意味
で、通常はがきの料金で送ることができる
そうです。
表示がない場合は、手紙(第一種郵便物)
扱いになるとのことです。
今回の制作物は、
サイズが「120×235㎜」でした。
はがきのサイズの枠に収まらないので、
定形郵便物になるため、表示は不要
でした。
郵便物を確認したら、はがきとして送られ
てきたものには「POST CARD」の表示が
あるではないですか!
この表示にも意味があったのですね。
制作側から見ると、表記一つ一つが大事
な役割になっていることに気がつきますね。
今後のためにも、私製はがきについて
調べてみました。
私製はがきの重さとサイズとは。
まず、〈重さとサイズ〉について。
「2g〜6g」
「最小 90×140㎜」「最大 107×154㎜」
に収めなければならない。
郵便はがきは「100×148㎜」に
なっています。
はがきのサイズにもはばがあるのですね。
ちなみに、会社にあるポストカードを見てみ
たらサイズが何種類かありました!
サイズを測ったところ、「127×178㎜」の
ポストカードを発見!
「POST CARD」の表示があるけど、
料金が変わる??
【要注意】ポストカードのサイズによって料金が変わる!
調べたサイトでは下記のように書かれて
いました。
『ポストカードは様々なタイプによって郵便料金が異なります。』
『たとえば、一般的に販売されている、郵便はがきと同じサイズ(100×148mm)で作られたポストカード。
このポストカードは63円で送ることができます。
一方、美術館や原画展などで人気の「正方形(140×140mm)」のポストカードの郵便料金は120円となってしまいます。このように、この2つのポストカードの郵便料金は、サイズや重さ、規則にそった表記であるかで63円=「はがき(第二種郵便物)」と、63円以上=「手紙(第一種郵便物)」に分類されます。』
“知らないと損するネット印刷の話 ”
『ポストカードを作成する際に、絶対に守らないといけないことはなんですか?』
サイズが規格外なので、はがきの料金
ではないってことですよね。
ポストカード=はがきではないのですね。
はがきとして送る場合は、サイズに要注意ですね。
宛名面の記載の決まりについて。
サイズの決まりがわかったところで、
次に、〈宛名面の記載〉について。
「郵便はがき」や「POST CARD」の記載を
上部または左側中央に入れる。
さらに、この表記を読み取りやすくするため
に用紙の色は白色、もしくは淡い色の用紙
を使うことが重要とのことです。
用紙が濃い色の場合、宛名ラベルを使う
こと、郵便はがきの表記が読み取れる
文字色で印刷することが必要のようです。
郵便物をデザイン、印刷する際には
「決まり」を守らないと
送れなかったり、料金が変わってしまうと
いうことが起きてしまうのですね。
校正するときにも大事なチェックポイントに
なります。
参考にさせていただきました。
印刷物にQRコードをのせる場合の記事はこちらへ。