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【パンフレット】制作「読む人」より「使う人」を主役に?英会話スクールと及部デザイン事務所が目指した、たった1冊のパンフレット

英会話スクールのパンフレット制作 作品・実績

こんにちは。長壁です。

英会話スクール総合パンフレットの制作、
そのためのミーティング事例の裏側をご紹介
します。

【クライアントの課題】
既存のパンフレットは、現場のスタッフたち
が顧客に渡して終わりになっていました。

顧客に説明する際、他の資料も各自で用意
して使っていました。

そのため、現場で使うツールが乱立し、
スタッフたちの説明の質にもバラつきがある
ことが課題でした。

【解決策】
「現場スタッフの『使いやすさ』を最優先した1冊へ」

社長は、単に綺麗でオシャレなデザインに
仕上げるのではなく、現場スタッフが
「これ1冊あれば、誰でも自信を持って説明
できる」ことをコンセプトに企画を提案しま
した。

どのようにしてこの1冊が作り上げられた
のか、社長から聞いたお話をもとにこの記事
でお伝えします。

「読む人より使う人に愛されるツールを」パンフレット制作の裏側

始めに、クライアントより
『2017年度総合パンフレット』制作コンペの
参加要請がありました。

社長がまず取り掛かったこと。
それは、「クライアントの既存パンフレットを
拝見・検証」でした。

クライアントのパンフレットを制作した経験
はありませんでしたが、【中期経営計画】で
再構築したブランドコンセプトをパンフレッ
トにも活かすには、スタッフたちが、パンフ
レットでもより「自分に関わること」と
認識するために必要なことは何かを探りました。

以前、顧客の体験談を分析したことを社長
から聞きました。

その当時のクライアントの責任者とコンサル
ミーティングでのこと。

責任者の方から、
「顧客からどういう評価をされているのか
知りたい」というお話がありました。

社長は、「顧客の体験談を集められれば、
分析します」と提案し、各スクールが集めた
体験談をもとに、分析した経緯がありました。

今回もう一度、分析した顧客の体験談を読み
返したそうです。

なぜ、顧客体験談を読み返したのか?

顧客体験談から見えた「英語を話す本当の
理由」を知ることが鍵だったのです。

元々は、海外で英語を使いたい人は「日常
英会話」へ、仕事で必要な人は「ビジネス
英会話」というクラス分けになっていました。

社長はそこにズレがあるのではと考え、顧客
体験談を読み返したことで、見えたことが
ありました。

ここに通う顧客にとって英語を話すことは、
「目的のために必要なコミュニケーションの
ひとつだということ」
「相手やその人が持つバックグラウンドを
知ること」

など、英語を話したいだけではなく、英語を
使って海外の人とも話せるようになりたいと
いう、その先にある「目的」のために英語を
必要としていたのです。

今でこそAIが普及し、誰でもどこでもアプリ
を使って英会話(フリートーク)を学べます。

しかし、当時(約10年前)の英語学習用の
アプリは、今と違い定型フレーズを学ぶ内容
がほとんでした。

だからこそ、英会話(フリートーク)を学ぶ
には、英会話スクールに通う人が多かったの
です。

パンフレットを通じてクライアントの良さを
表現するために、グループレッスンを
「English for Communication」、
個人レッスンを「English for Your Future」
として紹介することにしました。

使う人(これを使って説明する現場のみなさ
ん)にとって、パンフレットがクライアント
の宣伝や情報だけではなく、顧客イメージを
今回のパンフレットで表現できればと、社長
は考えたそうです。

すなわち、スキルのみを学ぶ英語とは違い、
「コミュニケーションの大切さ」
「相手を知ろうという気持ち」
「自分の思いを自分の言葉で伝えられる」
ようにサポートしているクライアントの良さ
が伝わるように、ということでした。

現場スタッフと顧客をつなぐ「架け橋」に

現場スタッフの方たちは、顧客に説明する
際、今まではパンフレットの他に「コース
ファイル」と名付けられた別資料などを併用
していました。

せっかく新しく作り替えるなら、現場スタッ
フの全てのみなさんが、今回のパンフレット
1冊で顧客に説明しやすくなっていること、
顧客と現場スタッフとのコミュニケーション
をつなぐためのツールを目指し、
コンセプトを考え、企画書を社長が提案しま
した。

結果、
クライアントから、再構築したブランドコン
セプトを踏まえ「パンフレットを一新した
い」とのご依頼をいただきました。

コンセプト
「現場スタッフのみなさんが使いやすいパンフレット」

この案件では、
話し合いながら作ることで、社内のコンセン
サスを得ることもできると考え、担当者だけ
ではなく、社内のみなさんとミーティングを
して制作しました。

ミーティングの参加者は、運営・教務・
マーケティングから6名でした。

私はミーティングには参加していません。
社長に話を聞いたり、制作では校正でこの
案件に携わることができました。

なぜミーティングが必要だったのか?

部署をまたぐ6名の参加者たちが、各現場の
声を拾い上げることで、「自分たちが作っ
た!」という気持ちにさせ、より社内の人
たちが使いやすいパンフレットにするため
です。

大切なのは「社内のコミュニケーション」
でした。

パンフレットの構成から、台割りやページ数
を社長が数案、提案し、参加者で話し合って
考えながら決める作業を行ったそうです。

中期経営計画をもとに、現状と未来の顧客
イメージを共有し、顧客とクライアントとの
つながりを考えることで、そこに“人”がいる
ことを考えられるよう、社長がナビゲート
していたようです。

また、話し合うことで、社内の理解を得ると
いう“インナーのコミュニケーション”が必要
だということをミーティングを通して、参加
者が気づいて行動できるよう社長が進行して
いたということも知ることができました。

「人」のぬくもり、そしてノンブルの遊び心

ミーティングで決めた台割りをもとに社長が
制作し、私はパンフレットの初校から入稿
まで校正をさせていただきました。

印象に残っていることが2つありました。

1つ目は、ページをめくるたびに、教室で
教えてくれる先生と生徒たちのイメージが
そこに表現されていたこと。

2つ目は、見るたびに心を和ませるような
ノンブル。

このパンフレットには、ただの読み物ではな
い、そこに“人”がいることを私は感じること
ができました。

また、ページをめくるたびに出てくる表情の
違うノンブルは、思わず「ニコッ」としてし
まいました。ますでパラパラ漫画のようでした。

ノンブルに関しては、今回のクライアント
だからできる表現方法だったと社長から聞き
ました。

今回、クライアントのネイティブ講師の1人
1人を大事にしている社風を前面に出せるよ
う、ネイティブの方たちを“ノンブル”という
形で載せたそうです。

パンフレットに、社内で一緒に働いている方
が載っていると、現場スタッフの方も自然と
笑顔になり、このパンフレットを何回も見た
くなるような仕掛けになっていると知りました。

【結果】現場スタッフから「これ1冊で十分」との声

ミーティングと制作に参加された方からは、
現場の方たちにこのパンフレットの意図と
重要ポイントなどを説明したところ、
「レッスンの雰囲気がわかって嬉しい」
「他の資料を併用しなくても、このパンフ
レット一冊で説明ができる」
「どのスタッフでも説明ができそう」
など、とても良い反応が得られたことを
知りました。

運営責任者からのメールには、
「最大限活用させていただきます。」という
言葉を見たとき、部署の異なる方たちと話し
合いながら制作したこと、社内の人たちから
納得を得ながら作りあげたことで、
「読む人より使う人=社内の人たち」に
愛されるツールになったのだと改めて思いま
した。

今回の制作は、単なるパンフレット作りでは
ありませんでした。

部署の垣根を超えて『顧客の未来』を語り合
う。そんな『伴走型』のミーティングを重ね
ることで、スタッフのみなさんが自信を持っ
て顧客と向き合える1冊が生まれました。

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