「間違いから気づけたこと」

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こんにちは。長壁です。

 

今回は、クライアントからの案件でありました
校正小話をまじえて。

まさかの誤植?!

「through」と「thorough」
どこが違うのかわかりますか?

そうです!
“h”と“r”の間の“o”が、あるかないかです。

ある英文の中に、上記の2つの単語が混在していました。
1つは「thorough」。
しかし、このときの英文の正解は「through」。

「through」は、中学生ぐらいで習う単語だと思います。
【〜を通して】という前置詞で使われます。

一方、
「thorough」は・・・
誤植だと思いました。

今後のために、スペルミスを防ぐための方法を調べました。
便利なネットを使ってのスペルチェック。
英文を貼り付けて、クリックするとチェックしてくれるサイトを見つけました。

試しに、このときの間違っていた英文をスペルチェックしてみました。
すると・・・
「すべての単語が辞書に登録されています。」と出ました。
なぜ???。

辞書で調べてみると、「thorough」という単語がありました。
意味は、【徹底的な】という形容詞でした。
2つの単語が似ているのには理由もあり、
実は、語源が同じだったのです!
「thorough」は元々、「through」の強意形として使われてたそうです。

また、
「1から10まで全部通り抜けてしまう」というイメージから、
「thorough」は「完全な、徹底的な」という意味が生まれました。
とありました。
引用元
『楽英学』より
https://rakueigaku.com/tetteitekini/

ただ、「thoroughly」の副詞でよく使われるそうで、
「thorough」だけではあまり使わないということを
社長が習っている英会話の先生から教えていただきました。
ちなみに、「thorough」に「bred」をつけると、競走馬で言われる「サラブレッド」になるそうです。

社長にこの話をすると、社長がGoogle翻訳でチェックしたところ、
やはりスペルミスの表示は出なかったことがわかりました。

 

〈弊社での推測です〉
「thorough」は、実際に辞書に載っている単語だった。
【徹底的な】という意味の形容詞。
前置詞も形容詞も名詞の前につく。
英文を確認したら、名詞の前についていた。なので、文法上は間違いではない。
日本語訳にしても、意味は通じる。

だから、ネット翻訳でも見つけることができなかった。

他にもいろいろスペルチェックの方法を調べてみました。
すると、ワードの文章校正機能を使うと、「thorough」の部分に、赤で波線の表示が出ました!!

〈弊社での結論〉
英文の校正をするときは、『ワードの文章校正機能』が使い勝手が良い。
ということです。

この件で、英文の校正方法を改めて学ぶことができました。
もし、他にも良い方法があればどなたか教えてください!

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