校正「気になる表記方法」

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こんにちは。長壁です。

価格表示が気になる!
消費税が10%になる日が近づいてきていますね。
価格表記は税込?税抜き?
校正校閲作業をしていると、表記方法は知っておきたい知識です。
そこで、表記方法についてもう一度調べ直してみました。

“消費者を対象とする事業者は、「税込価格の表示(総額表示)」が義務づけられています。
しかし、特例措置として、「表示価格が税込価格と誤認されない措置をとっていれば、税抜き価格を表示できる」という規定になっています。
特例措置は、令和3年3月31日までの間のことで、できるだけ速やかに税込価格を表示するよう努めなければならない。

財務省
消費税転嫁対策特別措置法のガイドライン(総額表示義務の特例)について
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/20150401tenka.htm

禁止されている表記について。

“消費税と直接関連した形で宣伝・広告を行うことは法律で禁止されています。
これは、消費者が消費税を負担していないかのように誤認させてしまうおそれがあるからです。

事実に反して「今だけお得」と表示することも禁止。
消費者に誤認を与え、駆け込み購入をあおる行為は、景品表示法に違反する可能性がある。”


国税庁 課税部 消費税室
消費税率の引上げに伴う価格設定について(ガイドライン)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/tenka_kanjikai/pdf/tenka5_siryou.pdf


特例を適用した場合の例えが、スーパーなどの商品といったモノを売る場合でした。
これは、値札の貼り替えが必要であり、あくまで事業者側の事務負担を軽減するための措置だとわかりました。

では、サービスを売る場合は?
弊社では、サービスを売るクライアントが多いので、業種が同じである競合を調べてみました。
総額表示が義務づけされているので、税込価格表記のほうがほとんどかなと私は思っていたのですが、
税込価格表記と税抜き価格表記で半々でした。

クライアントによって表記方法は様々だということですね。
表記方法については、全てが消費者に誤認を与えないようにすることが第一だということもわかりました。
これは大丈夫だろう。という考えは一番危険だと気づき、消費者にとってわかりやすい表記を心がけることが大切ですね。
サービスを売る場合は、特例措置があるから、ではなく、顧客との信頼を重視するほうがよいと私は思いました。

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