インナーブランディングと専門用語

マーケ用語はなぜ難しい? ブログ

こんにちは、及部です。

最近私の周りで「ブランディング」というキーワードが頻繁に飛び交っています。
そういう時期なんでしょうか?
なので、それに関して考えを巡らしてみました。

私はよく「何をされているんですか?」という質問に対し、
「マーケティングとデザインです」とか「インナー・ブランディングです」とお答えすることがあります。
それというのも私が提供しようとしていることと一番意味が近く、
世の中で認知されているであろう言葉がそういうことなのですが
相手の方に「はぁ?」という顔をされることが多いのも事実です。

何より言っている自分が気持ちが悪い。

なんでだろうとずっと考えていたところ、
その答えを見事に言い当ててくれている動画を見つけてしまいました!

安冨歩 & 片岡祐介 トークライブ in 別府
https://www.youtube.com/watch?v=v4RPkvk33C0

2019年の参議院選挙で
れいわ新選組から立候補されていたやすとみ歩さんを初めて知りました。
本も何冊か読ませていただいて
今までもやもやしていたことを
とってもわかりやすく整理してくれる感じがとても好きです。

この動画の中で
「私たちは日本語ではなく、英語の翻訳語をしゃべっている」とおっしゃっています。
たとえば「人権」という日本語だけではさっぱり何のことかわからないが
それは「Human rights」というヨーロッパ的な概念を日本語にしたものであって、
キリスト教などの一神教の世界観をイメージできていればとてもわかりやすい、というようなことを
1:42:00あたりから語られています。

安冨先生は
このわかりづらい「英語の翻訳語としての日本語」を
なるべく元々ある日本語に置き換えるよう努力されているそうです。
だからこの人の書く本は読みやすいんだと納得しました。

そして、
その安冨先生にもわかりやすい日本語に置き換えられない言葉がふたつあるそうです。
それが「コミュニケーション」と「アイデンティティ」!

なんてことだ!!!

マーケティングやブランディングにおいて
最も頻出の単語ではないですか!!!!!!

常々、かくいう私もマーケティング用語は難しいと感じていました。
「たのむからカタカナじゃなく、日本語で言ってくれ〜〜〜」と。

これって大手広告代理店や外資系の限られた人たちが
既得権益を守るためにわざとそうしているのか?
くらいの穿った見方もしていました。

でも、日本語では言い表しづらい考え方なので、
もっというと、日本にはない考え方なので、
カタカナやアルファベット3文字でしか表せないってことなんでしょうか?

その中でも「コミュニケーション」と「アイデンティティ」だけは
いち早く日本文化になじんで意味を獲得したと言うことでしょうか?

例えば「ありがとう」や「ごめんなさい」などの
昔から使われている日本語は
ほとんどの人が
その意味するところを共有できていると思うのですが、
新しい言葉ということは、
人によって頭の中で思い描くことが異なるということでしょうか?

えええ〜〜〜?
企画書を書くときに最も多く使うであろう
「コミュニケーション」と「アイデンティティ」という言葉から
受け取る概念が人によって違うかもしれない???????

ああ、ひとつ答えに辿り着いたと思ったら
もっと大きな疑問の波に呑み込まれてしまったぁぁぁ!

その後はもう頭の中がフル回転のパニックです。
その結果、
気絶したようにぐっすり昼寝してしまったことは
ここだけの秘密とさせてくださいw。

次回のお話【インナー・ブランディングとは。】はこちらへ。

私たちが考えるブランディングとコンサルティング業務はこちらから。

タイトルとURLをコピーしました