リードタイムとは?きっかけは朝ドラ。

カタカナ語【リードタイム】とはどういう意味なの? ブログ

こんにちは。長壁です。

カタカナ語【リードタイム】って何?

久しぶりに食いついてしまったカタカナ語が
ありました。
それが「リードタイム」。

きっかけは、NHKで放送中の朝ドラ
『おかえりモネ』という番組でした。

6月28日から放送の「第7週 サヤカさんの
木」編を見ていました。

その中で出てきた「リードタイム」という言
葉が気になり、社長も朝ドラを見ているの
で、話題に出してみました。

ドラマの中で、朝岡さんがモネにリードタイ
ムのことを説明している場面がありました。

私は社長にその話をしました。
「リードタイムとは受注から納品までの時間
を言い、一般的にはリードタイムは早ければ
早いほうがいい。」

「気象においてのリードタイムは少し違う。
危険を予測し、回避する時間が得られること
を意味している。大切なものを守る時間。」

私「リードタイムって業種によって意味が変
わるのですか?」

私「朝ドラで出てきたリードタイムって専門
用語ですか?」

社長「専門用語でもないかな。わりとよく聞
く言葉かな。前の週の話の中で、菅波先生が
患者さん(田中さん)に積極治療を提案する
場面があって、医者にとってのリードタイム
は、患者さんがいつでも進路を変えられるよ
うにするため
=迷う時間を作ると言っていたね。」

私「本当だ!前の週とつながってた!」

社長「和製英語かもしれないけど、リードの
英語の最初は『rとl』のどっち?」

社長「『rとl』で意味が変わるよね。時間
を読むread timeなのか、時間を導くlead
timeなのか。カタカナ表記はどっちかわか
らないから、第1ラ行=Lと第2ラ行=Rを
作ってほしいね笑」

「リードタイム」とはどういう意味?

まず、調べたのは
リードの英語はどっちか?

「lead time」でした!

意味は、“企画から生産までに要する時間。
発注から配達までに要する時間。”

デイリーコンサイス英和辞典 第4版
株式会社 三省堂

“リードタイム(lead time)は、生産・流
通・開発などの現場で、工程に着手してから
全ての工程が完成するまでの所要期間であ
る。”

リードタイム – Wikipedia

トヨタ自動車発祥の和製英語とも言われてい
るそうですが、元は英語としてあるみたいで
すね。

トヨタが伝える「リードタイム」とは。
調べてみると、トヨタイムズの記事に載って
いました。

その記事の中で、寿司屋を例えてリードタイ
ムを説明している記事がありました。

目の前で握って出してくれるお寿司屋さん
は、前もって作って置いておくことはしな
い。
注文が入ってから握って出せるように、必要
な材料、手順、段取りがあること。

”できないことは、できない。じゃあ、それ
で何をするか?というと「リードタイムを短
くしておこう」ということが大切になる。”

トヨタイムズ
トヨタ生産方式とは何か?
https://toyotatimes.jp/insidetoyota/091.html

「リードタイム」と「見える化」の関係で気づいたこと

ふと思ったことがありました。

以前、ブログにアップした「見える化」につ
いての記事です。

「可視化」と「見える化」は違うのか?とい
う内容ですが、記事の一部を抜粋しました。

「見える化」には、見えないものを図や画像
を使って見えるようにするというより、
隠しているものを見える状態にすることで、
問題を見つけ出し、どうすればいいのかを
話し合うことで改善につなげるのですね。

「可視化」と「見える化」は違う?!

このことが、リードタイムを短くすることと
つながっていると感じました。

「見える化」して見えた課題に対して、
前後の行程(担当部署・担当者)がコミュニ
ケーションし、一緒に改善を重ねる。
それぞれの行程(担当部署・担当者)が
リードタイムを短くする積み重ね。

とトヨタイムズの記事とつなげて考えること
ができました。

常に自分ごととして考え、考えていることを
言葉にすることで、どうすればいいのか社内
で共有し、話し合い、改善していくことが、
リードタイムを短くすることに結びつくのか
なと思いました。

調べる前は、相手に届けるまでの期間のこと
だけだと思っていました。
ですが、
届けるまでの時間や行程がとても大切で、
「誰かのために」みんなが日々話し合いなが
ら考えるから、改善は生まれ、より良いもの
を提供できるのかなと思いました。

「リードタイム」一般的なリードタイムと気象においてのリードタイムの違い

最後に、
一般的なリードタイムと気象においての
リードタイムはどう違うのか?

両方とも早ければ早いほうがいいのでは?
では、どこが違うのか?

社長と話したときに、
気象の場合は、逆算して時間をみちびいてい
るのかなという結論に至りました。

【一般的なリードタイム】
受注(スタート)→ 納品(ゴール)
  行程は早いほうがいい 

【気象においてのリードタイム】
避難完了(ゴール)→ 危険を予測(スタート)
  避難する時間は長いほうがいい

いかがでしょうか。
みなさんはどう思いますか?

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