わからないことが、わかったとき

わからないことが、わかった!とは?〜子どもと考える〜 ブログ

こんにちは。長壁です。

「わからないことが、わかるとは?」

毎日勉強する習慣はついているけど、なかな
か成果が出ない。

中学生の子どもがいるのですが、
中学校に上がると学習内容も難しくなります
よね。
たいてい、中間テスト、期末テストがありま
すが、勉強してもあまり変わらないし良くな
る傾向も見られない。

「普段から勉強する習慣はついているけど、
何がいけないのだろう?」
これは、私が思っていたことです。

2月初旬のことです。
先生から子どもへこのようなお話がありまし
た。

「考えながらやってる?」

「たぶん学習のやり方の問題で、出された課
題や宿題をただこなすだけになっている。

わからなかったり、間違えたりしたところは
答えを見てうつして終わり。
なぜなら、時間もかかるし面倒だから、そう
いうところは省くようになってしまっている
んだと思う。

でも、それだとただ時間を使っているだけで
何も身につかない。

ワークやテストをした後にどこが間違ってい
たのかを知り、間違ったところを丁寧にや
り直すことが大事。

丁寧にやることは考えて理解するために時間
もかかるけど、丁寧にやることで知識として
積み重なり、身についていく。

ただ、繰り返しやっていくうちにだんだん効
率よくできるようになるのでスピードもあが
る。」

学校での面談でのお話でした。

これが変わるきっかけ。

その次の日、
子どもが、「やり方がわからないんだ。」と
私に相談してきました。

これは困った汗
どう教えろと…

ふと思いました。
仕事でのことをこの子に当てはめてみればど
うだろうか。

私自身、考える力が乏しくて「なぜ」「どう
して」と社長に聞かれると答えられないこと
が多かったです。何が正解なのか?間違った
らどうしよう?

この「たったひとつの正解を探すクセ」とい
う呪いに囚われていました。

その度に、「正解はひとつじゃないんだよ!
間違ってもいいから自分で考えて見つけるク
セをつけてごらん。」
と社長が私に言ってく
れたことを思い出しました。

【関連記事】はこちら↓
「アクセス解析でのこと。比較して違いを探すとは。」

何のためにそれが必要なのか?
具体的にどうすればいいのか?

彼は今まで勉強=出された宿題をやって提出
することが習慣化されていた。

小学校のときはこれでも十分に結果が出ていた。
わからないことをわかるようにする経験も少
なく、どんなところで間違えてしまうのかと
いう気づくための注意力も落ちていたのかも
しれない。

中学生になると、そういうところがつまずく
きっかけになっていたのかも。

私も言葉ではうまく教えてあげられないかも
と思い、まずは一緒に取り組むことにしまし
た。

テストでは○か×かとなりますが、その答え
に対して「なぜそうなるのか?」彼自身の考
えるクセをつけられたらいいなと思いまし
た。

また、「なぜ間違えてしまったの?」と聞く
ことで、気づいて知ることも改善につながる
のかなと考えました。

テストで間違った問題をやり直しているとき
に、私が彼に「なぜこうなるの?」と聞きま
くりました(笑)

彼も最初は「えー」て感じだったのですが、
「◯◯だからこうなる」みたいに答えたり、
わからないときは「教科書見てみよう」と促
すと彼も教科書を見返したりするようになり
ました。

そんな感じで直しをしていたら気づけば1時
間ぐらい経っていました!

「疲れるね。考えながらやるって頭使う
ね。でも理解するって大事だよね。」
教科書を読み返すのも大事という話をして、
この日は終わりました。

今までの彼は、帰宅してからの習慣で毎日勉
強することは当たり前になっていたけど、目
の前のことをこなす以外に、注意深く苦手な
問題や間違えた問題を理解してわかるように
する習慣はついていなかったようです。

かくいう私もただ目の前の作業をこなすだけ
だったな。
それが当たり前になると、そのときにミスし
たことや、できなかったことに向き合ってこ
なかったのです。

なので改善点も見つけられず、いいわけをし
てしまったり… 逃げていました。

気づくきっかけはやはり子どもの存在が大き
かったですね。

「子どもが、できなかったことをいいわけに
したり、人のせいにしたりして逃げていた
ら、嫌じゃない?」

と、社長が客観的に見た私の姿を一番わかり
やすい方法で見せてくれたおかげで、私って
こんな風になってたんだ!と恥ずかしい気持
ちになったのを覚えています。

たいがい、そういうときって人の話を聞くこ
とができず、負のループから抜け出せないん
ですよね。

できなかったこと、
間違ったことを認める勇気。
それらに向き合うこと。

なぜ?
どうして?
できなかったときはどういうときで、何が足
りなかったのだろうか。
そういうときはどうすればいいのか。

自分事として考えることはとても大事なこと
ですね。

一緒に取り組んだ日の後の彼は、ある教科の
学習で、できなかったところをもう一度やり
直し、なぜそうなるのかがわからなかった。

そのときに、
誰かに言われてではなく、自分がわかりたい
と思い、どうすればいいのかを考え、過去に
も見たことがある解説動画を見て、わからな
かったところがわかるよう行動を起こしまし
た。

前に、私が彼にすすめた動画と同じものでし
た。以前は、私が「参考になるよ。」と教え
たのですが、そのとき見た後の反応は「わか
りやすいと思う。」という感想だけでした。

しかし今回は、「自分がわからないところが
あり、『わからないことを、わかるようにな
りたい』」という思いがあったからこそ、同
じ動画を見ても得るものがあったのだろうと
私は思いました。

そのおかげか、
理解できたことで次の授業でも「できた!」
と私に話してくれました。

「なぜ?」と考えることで発見できることが
増えていくと考える力も身についていくのか
もしれないですね。

私の恥ずかしい体験談も載っていますが、
そこは笑いながら読んでいただけたら幸いで
す。

最後に、変わるきっかけから2週間ぐらい
経ってから、彼が「わかるとうれしい!」と
私に話してくれたときがありました。

「この経験が大事なんだね。」と彼と私でし
みじみ感じました。(笑)

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