この文字は必要?不要?

私のマインドセット。誤植は怖い?いいえ、恥ずかしい! ブログ

紙媒体の校正で実際にあった誤植とは。

こんにちは。長壁です。

あれっ!!こんな所に文字が!!

子どもが学校から今年度の学校概要の
パンフレットを持ち帰ってきました。

中を開いて読んでいると・・・

「ん?これって不要な文字では?」と気づいたのです。

見開きA3サイズの二つ折りパンフレット
だったのですが、
左側の空きスペースに8文字ほどの文字が
載っていました。

その8文字とは右側に載っている行事内容
に本来入っているべきだとわかったのです。
なぜなら、右側に行事カレンダーがあり、
そこに似た行事名が載っていたからです。

仕事がらチラシやパンフレットなど、時間が
あるときは、じっくり中身を読むクセがつい
てきたこともあり、

普段はなかなかじっくり読むことはない
(↑ちゃんと読んでなくてごめんなさい)
学校概要もたまたま読んだら見つけて
しまった!!

本来ないはずの場所に不要な文字が!!

仕事で校正をしていると、あるはずの
文字や画像、線などが消えている!!
なんてことがたまーーーにあるのです。

今回はその逆の現象が起こっていました。

ポスターの画像の中に不要な文字が入り 込んでいた現象

実は、先月、同じことを仕事で体験しました!!

DMとポスター制作でのこと。
イラストレーターの方が描いた画像データ
がメインでした。
DMとポスターの両方にその画像が使われ
ていて、DMは大丈夫だったのですが、
ポスターの画像の中に不要な文字が入り
込んでいたのです。

正直言うと、わたしは気づかず・・・
社長が気づいたので事なきを得ました。

しかし、なぜこのような現象が起きたので
しょうか?

社長に聞きました!

可能性その1
データを流用するときに起こる可能性あり。

可能性その2
以前のデータを消さずにコピペしたときに
起こる可能性あり。

お仕事での体験では
DMからポスターへ、リサイズするときに、
もとのデータ全体をコピペして、画像のみ
を拡大(または縮小)し、画像を背面に送る
という設定にしたから起こった現象とのこと
です。

文字や画像が重なっていて、画像の上に
元々あった文字が出てきた!ということらし
いですよ〜。

「ん〜、わたしにはちょっと難しい話ですが」

ただ、「データを流用するとき」というのは、
制作に入る前にわかっていることなので、
校正するときには、「不要な文字が残ってい
るかもしれない」と意識することがとても大
事です。

校正の原点と心がまえ

長壁のマインドセット
「誤植は恥ずかしい!」

社長から伝授してもらったわたしの校正の
原点でもあります!

社長が若い頃(20代♡)のこと。
誤植が立て続けに起こり、
「わたし、デザインむいてないかも・・・」と
相当へこんだときがあった。

そんなとき、友人にヘリコプターでの上空
観光に誘われた。

ヘリコプターに乗って上空から見た景色が
きっかけだったそうです。

上空から地上を見たとき橋やビルとかが
目に入り、
「こういうものを造っている人たちは常に人
の命にかかわるお仕事をしているんだな」

「これに比べたら誤植の1つや2つなんて!」

「ごめんなさい!!の一言で済むじゃない
か!」と思ったそうです。

わたしも最初の頃というかしばらくは、
「誤植を出したらどうしよう・・・」
「絶対に間違ってはいけない・・・」
誤植を出しちゃったときなんか、とてつもな
く後ろめたい気持ちになっていました。

法をおかす的な!!

でも

社長の話を聞いたとき、
「間違いは絶対にあるんだ!」
校正も人が行うことなので、何も起こらない
ということは絶対ないのです!

ただ

誤植を出したら警察が来ますか?と聞かれ
たら来ませんよね(笑)

考え方、意識の問題なんだとわかったのです。

間違ったりミスしちゃったりすることは誰に
でもあるけども、怖いことではなく、
「誤植は恥ずかしい!」ことだと。
自分の美意識として、弊社としては誤植は
出さないぞ!
という気持ちで校正と向き合っています。

とっておきの校正方法とは

そして、もうひとつ、弊社にはとっておきの
校正方法があります!
それは、いつもお世話になっている広告代
理店の方から教わった秘法です。

出力紙を透かしてチェックするのです!
このとき絶対に同じサイズの用紙で出力し
ていないといけません。

前回の出力紙と校正紙をぴったり重ねて透
かして見ると・・・
あら不思議!
未修正の箇所や、あるはずの文字や画像
や線などが消えていたら、見つけることが
できるのです。

これは、最終稿または入稿前のデータ
チェックで行っています。

最後まで細部まで気を抜けません!

同じように校正するときに役立ててもらえた
ら幸いです。

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