有機農家さんと廃棄されるオカラや生ゴミの堆肥化の取り組みとは

【SDGs】家庭の生ゴミも有効活用!どんな仕組み? ブログ

こんにちは。長壁です。

生ゴミが有効活用されているって本当?

家庭の生ゴミの有効活用とは?
野菜や果物の皮などの野菜くずや食べ残
しなど、生ゴミは私たちが日々暮らしの中で
どうしても出てしまうゴミのひとつです。

コンポストを利用して生ゴミを発酵・分解
させ堆肥を作ることも推奨されています。

ダンボールなどで手作りのコンポストを作っ
て堆肥させたり、手軽にできるキットも販売
されているのは知っていました。

ですが、これがなかなか行動に移せない!(笑)
やってみても続かない!
なんてことありませんか?

やってみたけど挫折しちゃった!そのうちの
私は一人です(笑)

ある有機農家さんの取り組み

先日、社長からこんな話を聞きました。
テレビを見ていたら、「有機農業」の特集を
やっていたそうです。

そこでは、有機農業に必要な肥料、堆肥を
作って販売もしていて、堆肥に活用されて
いるのが一般家庭から出る生ゴミや廃棄さ
れるオカラだと社長から聞いて、
とても興味を持ちました。

一般家庭の生ゴミも有効活用されている取
り組みってどんな感じなんだろう?と思い
ネットで調べてみました。

『TBS報道特集』で、「有機農業の未来は?」
という番組だとわかりました。

たまたま動画も見れたのでチェックして
みました。

岐阜県白川町では有機農業が盛んで、
有機農家たちが立ち上げた
NPO法人ゆうきハートネットを通して
若者の移住者や有機農業の担い手の
取り組みに積極的な町だと知りました。

番組では、NPO法人ゆうきハートネットの
代表の一人でもある高谷さんの取り組みを
特集していました。

この方も7年前に移住し、ゆうきハートネット
で勉強してサポートを受け有機農家になっ
たそうです。

有機農業とは別に、有機堆肥作りや、堆肥
や培養土を販売していて
さらに、一般家庭向けの生ゴミ堆肥化セミ
ナーや、知識や経験から有機農家向けの
堆肥の学校も行っているそうです。

有機農業とは?

“「有機農業」とは、化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業”

「有機農業をめぐる事情」
令和4年7月
農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/attach/pdf/meguji-full.pdf

と定義されています。

国も推奨している有機農業。
農林水産省では、「2050年までに、オーガニック市場を拡大しつつ、耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%に拡大」という目標を掲げています。

2020年時点では、有機農業取組面積の割合は0.6%ですが、過去10年で約5割増えているそうです。

参照
「有機農業をめぐる事情」
令和4年7月
農林水産省より
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/attach/pdf/meguji-full.pdf

一般家庭の方たちも協力しているセミナーとは

有機農業では化学肥料や農薬を使わない
ことが前提なんですって!
そこには、病気対策や、田植えでは雑草対
策など、育てるための問題がたくさんあっ
たそうです。

植物自体に頑張ってもらうことが大事で、
有機堆肥が必要不可欠なことだと番組を
通して私は知りました。

その有機堆肥を作るための取り組みで
町の豆腐店で本来、廃棄されるオカラを譲
り受けてオカラを活用。

もう一つ、生ゴミ堆肥も有機堆肥には欠か
せない材料なんだそうです。

この生ゴミ堆肥はセミナーを通して一般家
庭の方たちにも協力してもらい、
高谷さんたちが作った培養ケースに家庭か
ら出る生ゴミを入れ、堆肥にしていくそうです。

生ゴミは水分調節がとても大事とのことで
すが、それができれば、土壌微生物によっ
て分解され、ほとんどにおわないそうなんです!

これらケースを回収もしてくれ、その後、
オカラ・生ゴミ堆肥・もみがらや落ち葉など
を配合し混ぜ合わせると有機培養土になる。

なんて素晴らしい取り組み!!と感動しました〜。

こんな風に私たち一般家庭から出る生ゴミ
は有効活用されるわかりやすい取り組み
ならとてもいいなと思いました。

生ゴミも減るし、堆肥として有機農業の方
たちに役立っているんだ!とわかれば協力し
たくなりますね!

「苗半作」という言葉があって、
苗がよければ半分成功と言われるぐらい、
丈夫な苗を作ることは大事なんだと
高谷さんはおっしゃっていました。

育てて出来上がった野菜は味が濃く、甘み
もあってすごくおいしいと番組内で紹介され
ていました。

私も実家の畑で育てた野菜をもらってうち
で食べるのですが、採りたての野菜は本当
においしいですよ!
野菜本来の甘みを感じられるし、傷があっ
ても見た目がぶかっこうでも味はおいしい
のです!

畑で採れた野菜は、皮もやわらかいのでな
るべく使って調理するようにしていますが、
それでも毎日料理していると必ず生ゴミが
出ますよね。

食と農業の循環サイクルですね!

私は一時期、自宅の庭で生ゴミを堆肥化さ
せていたのですが、挫折してしまった理由
は、それを何かに使うという目的がなかった
からだと気づきました。

確かにゴミは減りますが、それ以上に手間
が・・・
しかし、一般家庭の生ゴミを活用して有機
堆肥を作るという目的が明確で、サポート
体制がしっかりしていたら続けられるなと
私は思いました。

一人だと続けられなかったことも、いろいろ
な人たちと関わって協力できるとやりがいも
感じることができますね!

生ゴミ→堆肥化→有機農業→農作物
→私たちの食につながり、また生ゴミが
堆肥として生まれかわる循環サイクルに
なっているので、もっと他の地域でも広がる
といいなと思いました。

【今月のおすすめ記事】長壁推し!

【ぜひ読んでほしいSDGs関連記事】

【最新の記事はこちら】

タイトルとURLをコピーしました