【SDGs Reports】制作

【SDGs】こんなことでいいんだ!難しいことをどうわかりやすく伝えるか。 ブログ

こんにちは。長壁です。

今回ご紹介する制作実績は、「SDGs」に
関する案件です。

今回のクライアントであります
『株式会社ヤマウチ』さまは
すでにSDGs推進活動をしていて、
2022年度は全社的な活動に
昇華させたいという考えのもと、社内で
SDGs勉強会も行っていました。

スローガンを掲げ、創業90周年を機に、
地域の生活応援企業として原点に立ち
返り、ここまで育ててくれた香川県に
恩返しをするためのプロジェクトをスタート
したそうです。

【一人ひとりができることを】その人の立場で役割を考えてみる

社内独自で定めた
「HAPPY宣言(SDGs宣言)」を社内に
向けて発信し、これまでの活動や香川県
のみなさんにとってハッピーな街づくりを
目指す取り組みを詳細に示した
『YAMAUCHI HAPPY BASE KAGAWA』
を弊社代表が制作させていただきました。

こちらは全スタッフはもちろん、関係企業
など社外に向けて発信されるものでした。

私自身もう一度考えるきっかけになった
SDGs。

毎年どこかで起こっている気候変動による
自然災害。日本でも各地で異常気象も起
こっていて、今年の夏は猛暑であらゆる場
所、面で被害も出ていましたね。

私たち一人ひとりにとって身近な問題と
なっています。

SDGsとは、
国連加盟国193か国が、2016年から
2030年までに掲げた「誰一人取り残さな
い持続可能でよりよい社会の実現」を目指
す世界共通の目標です。

企業や団体などが独自でSDGsへの取り
組み内容や、やり方を決めて、持続可能な
開発目標の実現、達成に向けた具体的な
行動計画を社内、および社外に向けて発
信することを、“SDGs宣言”と言うそうです。

クライアントは、地域に密着したさまざまな
事業を展開されている企業で、私も知って
いるエネルギー事業やフード事業をフラン
チャイズとして運営されています。

身近な生活と密接に関わっているけども、
SDGsに対してこんな取り組みをされてい
たんだ!と私は知らないことも多かったです。

コツコツ続けることが大事だと気づかされた!

【わかりやすくするために】エビデンスの重要性

代表が制作したものをもう一度読み返し、
クライアントから支給された原稿などと、
どう変わったのか考えてみました。

SDGsって暮らしと結び付いているんだな!
社員、アルバイト、パートさん一人ひとりが
主役なんだ!と気づかされました。

なぜなら、地域や自分たちの住んでいる
課題や現状は、私たち一人ひとりの意識が
どう変わるかでもっと良くなることなんだと
思ったからです。

香川県の課題と現状がわかりやすくなって
いて、それに対してクライアントがどんな
取り組みをしているのかも明確になってい
ました。

社長から聞いた話ですが、とにかくデータ
集めが大変だったそうです!

社内だけではなく、社外にも発信されるも
のだから、これは信頼できる情報として、
エビデンスをしっかり出さないといけないと
教えてもらいました。

初めて知った!
香川県は成人病になる人が多く、子供の
頃から糖尿病をはじめとする生活習慣病
を予防するために、子供の頃から予防健
診を県が行っているのです!

香川県が独自に毎年行っている検査結果
のデータ報告は県のホームページで開示
されていました。

社長は時間をかけて、香川県のホーム
ページを隅々まで見て読んだそうです。

きっと当時の閲覧数の多くは社長だったの
では(笑)なんて話題になりました。

きちんとしたデータを出して見える化する
ことで、スタッフの人たちもよりわかりやす
くなったのかなと想像しています。

なぜなら、制作後に、クライアントが事業
展開しているスポーツクラブの担当者から
は「身が引き締まります!!」との声をいただ
いたからです。

大手企業がSDGsに取り組むのはなぜ?

では、今回のクライアントのように、
大手企業のSDGsの取り組みなどを
メディアでよく見かけるのですが、
率先して大手企業が取り組むワケとは?

①世界全体が共有する課題に取り組む
ことで、社会に対して責任を果たす企業
として評価

②企業の信用度やブランドイメージの向上。

③SDGsに積極的に取り組む企業を優先
的に投資する投資家が増えているそうで、
資金調達や新規取引でも有利になる。

④自社や社会課題を解決するための事業
は新たなビジネスチャンスにもなり得る。

⑤社会に貢献しているという意識が社内
の働きがい、仕事に対する満足度やモチ
ベーションアップになる。

などの理由やメリットがあるそうです。

大手企業にとっての責任と信頼。

私が知り得ない部分でしたが、長い目で
見て考えると企業にとってはとても重要視
されているのですね。

そっかぁ。
大手企業だからこそ、やらなければ
いけないこともある。
企業の信頼の部分でもとても大事なこと
なんだと感じました〜

では、私たちには何ができるのか。

やっぱりSDGsは一人一人の意識が大事。

他人事で終わっていたかも。

私も最初はSDGsって何をすればいいの?
難しく難しく考えていました。

私たちにできることもたくさんある!
SDGsの達成度というのを、国際組織が
独自に評価を行い、毎年報告書を出して
いるそうです。

その報告書によると、2023年、
日本はランキング21位でした。
17の目標のうち、深刻な課題は
5 ジェンダー平等を実現しよう
12 つくる責任つかう責任
13 気候変動に具体的な対策を
14 海の豊かさを守ろう
15 陸の豊かさも守ろう

という結果が出ていることを知りました。

12 つくる責任つかう責任
日本は携帯電話、家電、電子機器の排気
量が多く、またプラスチックごみも多いそう
です。

安いから買って、壊れたら捨てて、また新
しく安いのを買うのではなく、安くても高く
ても使う場所や使う頻度、使う目的など
買う前によく考えて、選べるように心がけ
るだけでも変わると思いました。

自分だけがよければいいのではなくて、
買った後のことも考えて、永く使うためには
どれがいいかな?これを捨てるときは何
ごみ?リサイクルできる?など、普段の生活
や買い物でもちょっとした意識が大切ですね。

時代の変化もあると思うのですが、昔の日
本人のいいものは高い、良いものは長持ち
するという考えから、持っている物を大事
にするなど、本来、日本人が大切にしてき
た考え方をもう一度考えてみるのも意識を
変えるきっかけになるのだろうと思いました。

「六方よし」とは?「三方よし」とは?

『YAMAUCHI HAPPY BASE KAGAWA』
で、よく出てきた言葉に「六方よし」があり
ました。

「三方よし」の考えがもとになっていて、
三方よしとは、
買い手よし
売り手よし
世間よし
当時の近江商人たちが信用を得るために
大切にしていた精神です。

「六方よし」は、これに
作り手よし
地球よし
未来よし
の3つをプラスした考え方とのこと。

SDGsは17の目標のうちひとつに対して
行動することもありますが、三方よしと
六方よしは、どれかひとつでも良いでは
なくて、みんなにとって良いものである
べきだという考え方だと知りました!

難しいことは私にはわからないのですが、
現代の私たちの生活においても、
相手よし
自分よし
みんなよしに置き換えられるとのこと。

思いやりの心や、相手を尊重すること、
まわりへの配慮ということですよね!

日本人がすでに持っている心得

社長が言っていました。
「これって幼稚園の頃にお友達と仲良くね!
とか、教わって当たり前にやっていることだ
よね。」と。

確かにそうだなぁと思いました!
小さい頃からもそうだし、学校でも会社で
も家庭でもお隣さんに対しても同じです。

私たちがすでに持っている思いやりの心に
地球にもよしをプラスしてあげれば自然と
SDGsにもつながりますね!

ごみが落ちてたら拾ってごみ箱に捨てる。
電気がつけっぱなしになっていたら消す。
ごみを分別する。
マイボトルにするよう心がける。
食べ物を残さないようにする。

「歯みがきを毎日するように当たり前になっ
ていったらいいよね。」と社長と話しました。

難しいことをどうわかりやすく伝えるかが大切

社長がよく言う言葉があります。
「世の中の人は難しいことを難しく
言い過ぎるんだよね。」

難しいままだと、わかった人しかやらない
のでは。

それだといつまで経ってもSDGsの17の
目標を実現することは難しい。

だけど、「こんなことでいいんだ!!」まで
たどり着けると、私のように主婦の立場で
もパートでも、まずは身近なことからやって
続けてみよう!となるんだなと実感してい
ます。

今回の制作物で一番印象に残った文章が
ありました。

最初のページで、「みんなにとっていいこと
を、できることからひとつづつ。」

そしてイントロダクションのページで、
「ここにいるスタッフ一人ひとりが主役なん
だな。」と気づかせてくれるメッセージだな
と、私は感じました。

SDGsもそうだよね!
みんなができることからやってみて、
それを続けていけばいいんだ。

SDGs17の目標と言われると、
「えーっと。。。何をすればいいの?」と
なかなか行動できないという人もたくさん
いると思います。

例えば、省エネで1割削減を目標にと言わ
れるより、エアコンの温度を1度あげましょ
う!」と言われれば、「なるほどね!」とわかり
やすく行動にうつせるよね。

こんな風に社長が言っていて、簡単な
言葉でわかりやすく伝えるって本当に大切
ですね。

大手企業だけがやればいいんだと他人事
で終わらずに、私たち一人ひとりがちょっと
ずつ毎日やってみる。
ちりも積もれば山となるみたいなことですね!

「ちりも積もれば山となる」
“塵のように取るに足らない存在であっても、それが時間をかけて積もっていけば山のようになるように、些細な行動も、時間をかけて継続すると、やがて、思わぬ大きな結果につながるものであるということ。一般には、些細であってもよいから善行や努力などを、地道に積むことのすすめ。”

ちりも積もれば山となる – ウィクショナリー日本語版

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