こんにちは。長壁です。
4月から社会人デビューをした方たちに
向けてのお手紙です。
終業間際に、
「すみません。今日中に終わりません
でした。」
「頑張ってやってみたのですが、できませ
んでした。」
「すみません。明日でもいいですか?」
上長や先輩に、
「なんでもっと早く報告しなかったの?」と
言われた。
それに対して、
「頑張ればできるかなと思ったので。」
「自分の仕事なので。」
「聞くタイミングがなくて。」
「恥ずかしくて言えませんでした。」と
答える。
これって、アウト!!
今さらでお恥ずかしいですが、私の実体験
です。
「頑張った」だけでは足りない理由。
「会社で働く、仕事をするということは
チームで動いているということ」
もしかしたら、社内での仕事内容は個人
個人で違うかもしれません。
しかし、社内で目的達成のためにそれ
ぞれが役割を担っていて、自分の役割
(仕事)が滞ってしまったり、遅れてしまっ
たりしたとき、それらは自分だけの問題
ではないのです。
周りの人たちの役割(仕事)にも影響する
ということを忘れてはいけないと改めて
感じています。
私のように、「その時間頑張ってやった」と
いう考えで動いている場合、「相手にも
時間の流れがある」ということに気づいて
いません。
頑張ったことに重きを置いていては、
良い成果は生まれません。
「成果」というのは、努力したり頑張ったり
した結果の中に価値が実現したときに
「成果」と呼ぶそうです。
当たり前のことなのに、わかっているよう
で、わかっていない。
自分のことにいっぱいいっぱいになってしま
うときほど、自覚して早めに相談しなけれ
ばいけなかったのです。
会社のルールに書いてあった、大切な「お約束」。それは「報告・連絡・相談」
ビジネスでは当たり前の「報・連・相」。
報告・連絡・相談を略して言われてます。
私も及部デザイン事務所に入ったとき、
「会社のルールの確認」で社長から、「これ
らのことは約束してね。」と言われました。
会社のルールの中に、“「報告・連絡・
相談」を心がけてください。「できたことの
報告」よりも、「できないことの相談」を、
より評価したいと考えています。”と書かれています。
ちゃんと書いてあるのに…
始めに説明してもらったのに…
「はい。わかりました!」と返事だけで、
意味を理解していなかったのですね。
「報・連・相」はどのタイミングでするの?
では、報告・連絡・相談はいつするのが
最適?
事後報告でいいの?
「報告」・・・調査や任務遂行の状況などを
(上級者)に告げ知らせる。「連絡」・・・離れている二つのものの間が
つながる。また、互いのつながり・知らせ。「相談」・・・①互いに意見を述べあう
大修館 現代漢和辞典
(こと)。②信頼すべき相手に、忠告・意見
や協力を求める。
編集 木村 秀次・黒澤 弘光
発行者 鈴木 荘夫
発行所 大修館書店
例えば、
スケジュールに変更があった場合、
その変更は自分だけに関係しているのか?
変更があることで、他の人に影響がどう
でるのか?
自分の業務が予定通りに進んでいなかっ
た場合、別の業務はどうなってしまうのか?
業務の中で、「あれ?これでいいのかな?」
「全然進んでないな」と感じたとしても、
とりあえずもうちょっと頑張ってやってみよ
うと進めた結果、できなかった。
これは仕事といえるのか?
これらは全て、報告・連絡・相談を早い
段階にすれば解決できることです。
事後報告は、周りの時間を止めてしまう。
これらを全て事後報告してしまったら、
業務が滞ってしまったり、トラブルの元に
なってしまったり、社内での信頼関係に
大きく影響してしまいますよね。
なぜなら、事後報告されても上司や先輩
は対処のしようがない。
「ん?」と思ったら、報告して相談すれば
早い段階でどうするかを考えられると社長
から言われました。
例えば、他の人に手伝ってもらうなど。
「怒られたくない」よりも大切なこと。
自分の過去の行動を振り返ってみたとき、
「相手にも時間の流れがある」ということに
気づいていなかったんだな。と思っています。
どうだったかの結果だけを社長に伝えて、
それが会社にとってどう影響するのかを
考えられていなかったのです。
つまり、「怒られたらどうしよう。」と自分の
ことしか考えていませんでした。
まずは「ここまで」と決めることから始めよう。
まずは、社内でもチームで動いているとい
うことを意識して、この業務をこの時間
までやると決める。
決めた時間内に終わらなそうだったら、
「どこが原因で終わらなかったのか」を
報告して、次の行動をとるよう心がけると
いいと思います。
業務が進んでいなかったら早めに相談を!
私のように本人がその状況を変える一歩
を踏み出すことが大事で、悩んでしまった
ら、手が止まってしまっていたら、早めに
上長や先輩に相談するようにしてみてくだ
さい。
相談は、自分の何がダメだったのかも
含め、こう考えればよかったんだなという
気づきも生まれます。
私も社長に何度助けてもらったか。
いや、会社に迷惑をかけてすみません
でした!!ですね。
たかが報・連・相と思うかもしれない。
でも、その報・連・相が社内のコミュニケー
ションや業務効率にとてつもなく影響して
いるということを身を持って考えさせられま
した。
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