2025年4月「全省庁統一資格」および「群馬県競争入札参加資格」を取得いたしました。

「わからない」を強みに変えるデザイン

なぜ?クライアントの幅が広い理由を紐解く! ブログ

こんにちは。長壁です。

デザイン制作会社を探しているあなたへ。
新たな視点。固定概念に縛られない。
柔軟性を持ったデザイン会社に出会える
かもしれません。

「デザイン会社のクライアント、こんなに幅広いのは珍しい?」他社との違いに気づいたきっかけ

「クライアントの幅が広いですね。」

先日、こんな言葉をかけてくれた方がいま
した。

私は他のデザイン会社をよくわかっていな
いので、そういうものと思っていました。

さまざまな業種のクライアントからの依頼を
受けている社長を見てきて、クライアントに
よって、目的や課題が異なる。作りたい媒
体も変わる。

だから、打ち合わせをして話を聞いたり、
意見を交換したり、わからないことは聞いた
り、クライアントのことを調べたりする時間を
大事にしているのだろうと私は思っていました。

弊社は特殊かもしれない?

一般的に思うデザイナーは、1つの業種に
特化しているデザイナーも多い。
例えば、工業製品に強いデザイナー、化粧
品に強いデザイナー。広告代理店の場合
は、いろんなタイプのデザイナーをかかえ
ていることも多い。ということを社長から聞
きました。

もしかしたら、「レストランのパンフレットを
作っているデザイナーは、メーカーのパンフ
レットは作れない」という思い込みが、発注
側にあるのかもしれない。

でも、これこそが思い込みなのかもしれま
せん。
なぜなら、弊社代表は、今までに流通、
住宅、お菓子メーカー、学習塾、英会話
スクール、工業製品のメーカー、ジュエリー
等の様々な業界の広告制作の経験と実績
を持っているから。

「わからない」を武器にする?社長にヒアリング!既成概念にとらわれないデザイン

なぜ、多様な業種とのお仕事が多いのかな?

社長にいろいろと聞いたので、その謎を
紐解きたいと思います。

(社長)
「『わからないこと』『知らないこと』を悪い
ことと思っていないからかな。
これを武器にしているんだと思う。
強みは、その業界のお約束に縛られない
ことかな〜。

もちろん、法的に必要な表記などの知識も
必要な場合もある。でも、クライアントの担
当者がわかっているからOK。
私がわからないことをわかるようになれば、
誰でもわかるってことじゃん。」

(長壁)
「確かに、社長はクライアントによく質問し
ている。わからないということも正直に伝え
ているな。あと、法的な決まり事は念ため
弊社でも調べるけど、クライアントは基本的
な知識も情報も持ってますよね。担当者が
わかっているから、『この表記を入れてくだ
さい。』など指示はありますね。」

(社長)
「作りながら(過程で)わかっていくから、
固定概念もない。
だから、クライアントからまず話を聞く。
その後から必要な情報などを調べたりする。
他のデザイナーさんは、下調べをしてから
話を聞くかもしれないね。」

勝手な思い込みもないから、他社と違うと
ころを比較できるのだと知りました。

〜社長のエピソード〜
社長が学生時代、非常勤講師として教え
を受けた映画監督の方から言われたこと。

「わかるものを作っても面白くない。
わからないから作るんだよ。」

これを聞いて、それまでは「わかっていない
と作れないと思っていた。わかっていること
を表現するのが映画だと。でもわからなく
てもいいんだ。」と思ったそうです。

幅広く対応できる柔軟性

デザイン制作で、「わからない」「知らない」
ことをどう生かしているのかな?

過去に某大手塾の紙媒体を長く手掛けて
いたことがありました。
なぜ長く続いたのか?

「目的の共有」大手学習塾の事例

会社員時代に、大手のショッピングセンター
のチラシなどを制作していたので、そのと
きの経験やノウハウを学習塾のチラシにも
応用した。

なぜなら、その学習塾は他の塾より高かっ
たので、高級百貨店のチラシのノウハウを
活用できると考えたそうです。

例えば、学習塾のDM制作でのこと。
今までのDMを見たら、「イベント」と「通常
授業」の違いがわからなかった。初めて
このDMを見た人も同じように感じているの
では。と気づいたそうです。

百貨店のチラシでは「催事(イベント)」と
「各ショップ」を載せるときに、違いがすぐ
わかるようにデザインされている。
この手法を学習塾でも採り入れた。
シンプルに「イベント」と「通常授業」の違い
をわかるようにしたこと。

なぜか?
イベントで人が足を運んできてくれれば、
現場の先生たちは子どもたちと接点が
できる。

そのイベントですぐ入塾にならなくても、
その子たちが「塾に通いたいな」親が「塾に
通わせたいな」と思ったときに私たちの塾
を思い出してもらえればいいんだ。と現場
の方たちもイベントの意味を理解してくれ
れば、自然と実績も伸びる。

つまり、現場の方たちのモチベーションを
いかにあげれるかが大事なんだと。

これが、「買う人を買う気にさせる以前に、
売る人を売る気にさせる」という考えなん
だ、と私は改めて実感しました。

弊社が大事にしている「目的の共有」。
何ためにこれが必要なのか。それを広告を
作るプロセスを通じてクライアントの社内の
方たちと共有し、「売る人を売る気にさせ
る」ことができれば、自ずと売る人が買う人
を買う気にさせてくれるようになる。

逆転の発想「経験がない」が強みになる理由

もう一つ、某大手塾のお仕事が長く続いた
理由。
社長は「私自身が学習塾に通った経験が
なかったから。」と言っていました。

私は「え?どういうこと?」と思いました。
塾に通った経験があったほうがいいような
気がしませんか?

たぶんケースバイケースなのかもしれませ
んが、作り手の中には、自分が通っていた
塾に似せてしまうということが起こり得るそ
うです。

「自分が行っていた塾は〇〇が特徴的だっ
た。」「自分が行っていた塾はこう言ってい
た。」など、
偏見があると、見たものや聞いた話を正し
く覚えて判断できず、見えていないことと
同じになってしまうのかもしれない。と私は
感じました。

「塾に通っていた経験がなかったから、
クライアントから聞いた話を素直に受け入
れることができた。」と社長は言っていました。

だから、“幅広く対応できる”ということに
つながっていることを知りました。

固定概念に縛られない。素直に受け止め受け入れるから。

私は以前、「わかっていないこと」が悪いこ
とのように思い込んでいました。

わかる努力をせずにわかったフリをしてい
たときは、言われたことも聞いたことも何も
理解していない=わかっていないことと同じ
でした。

今だから言えるのですが、これだといくら
考えても意味がないということもありました。

「わからない」と正直に言うことはとても大
事なことだったのですね。(今さらだけど)

話を聞いて気づいたこと。
弊社のクライアントの幅が広いのは、
作り手の社長がまっさらな状態でクライア
ントから話を聞き、聞いたことや見たことを
そのまま受け入れているから。

そして、社長自身もわからないことをわか
るための努力を惜しまない。「これってどう
いうことだろう?わからない。」と口に出して
いるときもありますよ。

質問をして聞いたり、調べたりして絶対に
曖昧にはしません。妥協しません。
仕上がったあとに社長と話すと、「社長、
詳しいですね!」と言っていることもよくあり
ます。

「わからないこと」「知らないこと」は悪いこと
ではなく、むしろ知っていくチャンスなんだ
と今回私は感じました。

「わからないことを恐れない」
「『わからない』からこそ、共に最善を。
クライアントの課題に、新たな視点で応え
るデザインを。」

高崎市にもこういうデザイン会社があるんだ!
いざ、デザイン制作を頼もうと思ったときに
思い出してもらえたら嬉しいです。

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