こんにちは。長壁です。
広報担当になって、デザイン会社へDMや
パンフレットやチラシなどの媒体制作を
依頼した。
依頼発注した広報担当のあなたが、
スケジュール作成を担当することになった。
いざスケジュールを立てようとしたとき、
「あれ?どこから決めればいいの?」
「デザイナーさんの制作期間はどれぐらい?」
「全部でどのくらいの工程があるんだろう?」
ちょっと待って!そのスケジュール、立て方間違ってるかも?
私たち(発注者)がまず原稿や写真データ
を準備してデザイナーさんに渡さないとい
けないから、とりあえず「原稿などの準備と
デザイナーさんにいつ渡せるかでスケ
ジュールを立ててみよう!」と思ったあなたへ。
ちょっと待って!!
スケジュールは逆算して立てることが基本
です。
「えっ!逆算っておしりから立てるの!?
知らなかった。」と思った広報担当の方。
私も初めてスケジュール作成を担当した
とき、同じように、スケジュールをおしりか
ら立てるという認識がありませんでした。
恐らく、初めてスケジュールを立てるとき
に陥る落とし穴だと思います。
どんな工程があるのかも把握するために、
私がデザイナーの社長に聞いたスケ
ジュールの立て方についてご紹介します。
スケジュールは「逆算」が基本!その理由とは?
スケジュールを逆算して立てる理由とは。
何のためにDMやチラシやパンフレットを
作るのかというと、みなさんは、その先の
お客さまに「見てもらって」「知ってもらっ
て」「行動してほしい」からだと思います。
伝えたいことや知らせたいことは内容に
よって異なりますが、例えばキャンペーン
の告知DMだった場合、キャンペーン日を
過ぎてからDMがお客さまの元に届いても
意味がありませんよね。
そのために必要なこと
①「いつ(何月何日に)」手にとる人に
見せたいかでスケジュールは決まる。
②何にどれだけ日数がかかるかを把握する。
押さえておきたい!逆算スケジュールの一例
媒体によって変わりますが、分かりやすい
キャンペーン告知を例に見ていきましょう。
その1.ターゲットに見せたい日を決める
告知日はキャンペーンの内容によって
変わってきます。
ECサイトでモノを売る場合、
キャンペーンの種類によって前日や数日
前、キャンペーン開始直前など、告知する
タイミングはさまざまです。
デザイナーの社長から聞いた後に、私も
有名なECサイトをいくつか調べてみて、
キャンペーンの種類によって告知する
タイミングが違うことを改めて知りました。
キャンペーンに足を運んでもらう必要が
ある場合、
来場者が前もって予定などの調整をしや
すいよう、余裕を持ったスケジュールを
立てる必要があります。
告知を数回に分けて行う場合もあるため、
デザイン会社との打ち合わせでしっかりと
話し合って決めることが重要です。
その2.ポスト投函日や折込日を決める
DMの場合、
ポストの投函日を決める。
地方なら届いてほしい日程も考慮して
投函日を決めると良いそうです。
(郵送期間の設定)
送るエリアが狭ければ前日に投函と考え
ることもできますね。
折込チラシの場合、
折込日をいつにするのかは、事前に
折込センターの担当者に確認することを
おすすめします。
過去に学習塾の折込チラシを制作した
際、キャンペーン開始が土曜日だったら、
他の学習塾の折込チラシが多く折り込ま
れる曜日に合わせると効果的とのこと。
また、別の学習塾では、反応率をテスト
するため、キャンペーンの1週間前に折り
込んだり、月に2回折り込んだり、定期イベ
ントがある月は、必ず次回予告も併せて
入れるなど行っていたそうです。
折込日が決まったら、折込センターへ何日
前に納品すればよいかを確認しましょう。
折込センターとは、新聞販売店と連携して
折込広告に関する業務全般を請け負って
いる企業です。配布エリアや部数なども
管理しています。
その3.宛名作業や印刷に必要な日数を把握する
DMの場合、
宛名シールを自分たちで貼るのか、外注
(印刷会社など)に頼むのかで、ここにかけ
る日数が異なります。
印刷会社に頼む場合、
データをいつ入稿すればよいのかを確認
します。
もし、印刷ミスがあった場合(最近はほと
んどありませんが念のため)に対応できる
よう、予備の日数を確保することがベスト
です。
及部デザイン事務所の場合は、余裕を
持って納品日の7日前〜10日前入稿で
設定しています。
上記のようにおしりから段階を踏んで
決めることが重要です。
その4.制作から入稿までの逆算工程
あとは、以下のように遡って考えていきます。
入稿日(印刷会社へデータを入稿する日)
が決まる。
↓
校了日(最終確認)
↓
発注者さまがデータをチェックする日数
↓
デザイン会社への修正依頼の日数
(再校)
↓
発注者さまの初校確認の日数
↓
デザイン会社初校アップ(最初のデザイン
提案)
↓
原稿などの受け渡し
↓
発注者さまが原稿などを準備する日数
一般的に修正は2回までといったように、
校正の工程も事前に確認し、スケジュー
ルに含めることが大切です。
おすすめは、デザイン会社に相談して一緒に作成を。
こんな感じです!
思っていた以上に、いっぱい考えることが
あったんだ!と気付かされますよね。
私自身が、改めて感じてしまいました。
上記はあくまで一例です。
制作内容や制作会社によって、工程も
日数も異なります。
これだけたくさん考えることがあるので、
やっぱり、初めての方やスケジュールを
マスターしたいとお考えの方は、デザイン
会社に相談して一緒に段取りを確認しな
がらスケジュールの作成をするといいと
思います。
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