コミュニケーション-効果的な対策は、やっぱり「聞く力」-

こんにちは、及部です。

このブログを書いている2020年2月現在、
コロナウィルスが大変なことになっていますね。
現場の医療関係、厚労省、自衛隊のみなさん、
本当にお疲れ様です。
頑張っても頑張っても
「何やってるんだ?」と責められているような毎日は
どれだけ辛いことかと
影ながら応援しております。

先週、東京出張だったのですが
一国民の義務として(←大げさw)
マスクに手袋の完全防備で行ってきました。
新幹線の中でも手洗いしました。
家に戻って鼻うがいもしました。

そしてそろそろ1週間。
未だに発熱の予兆はないので
どうやら群馬県で一人目の感染者にはならなくてすみそうですw。

テレビをつけると
手の正しい洗い方や、マスクの取り外しのしかたまで
本当にいろいろ教えてくれています。
その中で
たしか2/9のTVタックルだったと思うのですが
こんなことをおっしゃった方がいました。

マスクや手洗いという前に
もっとも効果的な感染症対策は
体力をつけることなんです。
しっかり食べて、ちゃんと寝ることです!

いっや~、スカッとしました。
惚れ惚れしますね。
こういう考え方大好きです。

対処法も大事かも知れないけれど、
その前にいちばんの基本!

私もこのブログを、
そういう姿勢で書き続けていこうと
あらためて心に誓ったのでありました。

これをブランディングやデザインに置き換えて考えてみます。

クレドを策定しましょう、とか
ロゴをリニューアルしましょう、とか
それに伴いすべてのツールを作り替えましょうというのは
マスクや手洗いなんだと思うんです。

その前に、体力をつけるというのは
どういうことかな~?と考えてみました。

ロジカル・シンキングとか
はしごでつなげるとかも今まで書いてきましたが
さらにそれ以前に何かあるな、と。

そこで思い至ったのが
「聞く力」です。

「聞く力」はコミュニケーションの基本中の基本です。
だからこそスルーされやすいですよね。

以前、M&A後のコンセプト再構築をお手伝いさせていただいたことがあります。
その案件で最初に感じたことが
特定の誰かではなく、
組織全体が人の話を聞けない状態になっている、ということでした。
まるでそこに、
「妖怪 話なんて聞かない」が取り憑いているのか?と思うほどに。

買収した側の上層部は当然
「なんで話が通じないんだ?」とお考えだったでしょう。
お金の力で乗り込んだ側の遠慮があったかもしれません。
買収された側は
「なんで自分たちの話を聞いてくれないんだ?」と
思っていたかもしれないし、
卑屈な気持ちというのもあったかもしれません。

そんな状況の中、私にお声がかかったのでした。

最終的にはコンセプト再構築を目指して、
現状の課題分析をお手伝いするべく
執行役員と定例ミーティングを持つ、という
かなり、ゆるふわなオファーだったように記憶しています。

M&Aされた側の彼らが
人の話を聞ける余裕をどうしたら取り戻せるのか?
何が達成されれば自信を取り戻せるのか?
ここだけは蹂躙されたくない「誇りの根幹」は何なのか?
それをまず探ること。

私が自分自身で設定した課題は
こんなことだったと記憶しています。

英会話スクールを運営している企業だったので、
現状を把握するために
それまでウェブに掲載されていたすべての体験談を集めて分析したり、
競合とのポジショニングを分析したりしたあとに、
3人の方に、ひとりずつミーティングの間に来ていただいて
ヒアリングをするという作業をしました。

聞く力がないんだったら、
こちらから話を聞くので
しゃべってね、というプロセスです。

そこでちょっとしたことに気づいたのです。

みんながみんな、
今は子ども英会話の話をしているはずなのに
いつの間にか大人の個人レッスンの話にすり替わってしまうのです。

これって、どういうことなんだろう?と
執行役員の方と話し合いました。

そこで辿り着いた仮説。
  ↓
おそらく彼らにとっての「誇りの根幹」は
大人の個人レッスンでお客さまに貢献できていると実感できること。
その集客に成果が出せれば
人の話に耳を傾ける余裕を取り戻し、
組織内コミュニケーションを改善できるのではないか?

その執行役員の方はかなりcleverで、
速攻で大人の個人レッスンにさまざまな手を打ち、
数字の上でもしっかり成果を出されたのでした。
凄いですね。
そして、「妖怪 話なんて聞かない」の呪いwは
次第に解かれていったようです。

私たちのしたことは
「まず、こちらから聞く」ことです。
そこで得た気づきもとても些細なものでした。
話を聞かせていただいた方達にしてみても、
「そんなこと言いました?」という程度の話かもしれません。

また、M&A直後という
特殊なシチュエーションだからこその事例です。

でもこの「些細な」というあたりが
コロナウィルスに対する体力をつけることと
私の中で一致したのでした。

まず、自分から相手の話を聞く。
とても大事だとあらためて思います。
これなら自分がちょっと気をつけるだけで
済みますからね。

私はグラフィックデザイナーです。
心理学の専門家ではありません。

でも、今までの経験値の中で
話を聞けないという状態に陥るのは
本当に一人ひとりさまざまな原因があるんだとわかりました。

そんなお話を次回は書きたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。