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「出版」ではなく「上梓」?新たに知った言葉の由来と、一冊に込める想い

「上梓」という言葉の意味と由来とは? ブログ

こんにちは。長壁です。

最近知ったある言葉。
私は、社長が書いた「ある文章」をきっか
けに、「へぇ〜!」を体験しました。

それは、社長が考えた年賀状の挨拶文の
中にあった、聞き慣れない言葉。
「上梓(じょうし)」という二文字です。

「じょうし……? 上司のこと?」なんて一瞬
思ってしまったのですが(笑)、調べてみる
と、これが印刷やデザインに携わる私たち
にとって、とても重みのある言葉だったの
です。

この私がまさか、出版業界の用語を知る
ときがくるなんて…

「上梓」という言葉の奥深い由来

この二文字を見てまず、私は何と読むん
だろう?と思いました。
読み方がわからないので、意味もわからず。
すぐググりましたよw

「上梓」は「じょうし」と読みます。
意味は、簡単に言うと「出版する」です。

なぜ「梓(あずさ)」という漢字を使うのか
気になって調べてみると、こんな理由が
ありました。

・梓…山地に生える木。むかし、この木で弓を作ったり、版木(はんぎ)に用いたりしたといわれる。
・上梓…印刷して本を出すこと。

例解学習漢字辞典 第八版
編者 藤堂明保
小学館

「版木」は、木版画や木版印刷で文字や
絵柄を彫刻する木製の板とのこと。

つまり、ただ本を出すだけでなく、「版を彫
り、大切に刷り上げる」という、職人の手仕
事が込められた言葉だったんです。

ひとつひとつ丁寧に作り上げるという思い
を感じ取り、「出版」という言葉よりも奥深
く、古風で素敵な響きだなと感じました。

出版という言葉は広く一般的に使われる
言葉ですが、上梓は出版関係のお仕事に
携わっていないと知る機会もない言葉で
すよね。

「出版」にまつわる似た言葉について。

気になって調べてみると、「本を出す」と
いう意味の言葉はたくさんありました。

・出版…書籍や雑誌などを印刷して売り出す。

・上梓…出版する。梓を版木に用いることから。

・刊行…書物などを印刷して世に出す。出版。「定期刊行物」

・発行…①書籍・新聞などの印刷物を世に出す。②通過・証明書類を世に出す。

・発刊…書物や新聞などを世に出す。

・公刊…書籍・新聞・雑誌などを印刷して世に出す。

大修館 現代漢和辞典
編者 木村 秀次・黒澤 弘光
大修館書店

けっこういっぱいあるのですね!
意味を調べてみると、新聞は発行発刊
という言葉が適切なんですね。

まずは、興味を持つことが大事

意識すると、世界の見え方が変わる
(大げさですがw)
「上梓」という言葉に興味を持ったからか、
ネット記事でもこの言葉を目にすることが
ありました。

とある記事で、作家生活15周年の作品と
なる『イン・ザ・メガチャーチ』を上梓した
朝井リョウさんの講演会が開催されました
という内容の文章を見ました。

「上梓という言葉が使われてる!!」と
思わず心の中で叫びましたw

たぶん、興味を持たなかったら気づかな
かった記事かもしれません。
自然と目に入ってくるものなんですね。

確かに「出版する」という意味なので、
「出版」という言葉を使っても問題ないの
ですが、「上梓」という言葉の意味や由来
を知った後では、この一冊に込められた
著者の想いや時間をかけて丁寧に作り上
げた背景まで想像するようになりました。

私たちが昨年「上梓」した一冊

そんな「上梓」という言葉を、私たちが
身をもって体験したのが、昨年末に
Amazonで出版したこの本です。

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「出版」と言えば伝わるけれど、あえて
「上梓」という言葉を使う。
同じ意味でも、シーンや背景によって言葉
を使い分けられるのって、とても豊かです
よね。

私自身、まだまだ知らない言葉がたくさん
あります。

2026年は、わからないことを「わかりませ
ん」と正直に言いながら、ひとつひとつの
言葉の意味を大切に、語彙力を増やして
いきたいなと感じる今日このごろです。

業界用語なので、普段の生活で使うこと
も聞いたこともないという方もいると思いま
すが、もし、書店やネット記事などで
「上梓」という言葉を見かけたら、心の中
で「あ、あの意味だ!」と思い出してもらえ
たらうれしいです。

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