こんにちは。長壁です。
「くださいまして」「くださりまして」正しいのはどっち?
たった一文字の違いですが、
いつも、こっちでいいのかな?と迷います。
ビジネスメールのやりとりで使うことがあると思います。
あまり気に留めていなかったのですが、
最近、よく使うことばの一つです。
くださり、
で読点をつけるとき。
くださいまして、
とより丁寧な表記のときで、
くださ“い”ましてでいいのか?
くださ“り”ましてなのか?
と、わからなくなってしまいました。
くださる
①お与えになる。
②いただく。頂戴する。
③(動詞の連用形に助詞「て」を伴ったもの、または、動詞の連用形に「お」を冠したものなどに付いて)動作の主体に対して敬意を表し、その動作によって恩恵をうけることを意味する語。
広辞苑無料検索
広辞苑 (1)
くださ・る【下さる】
私がよく使うのは、③の相手がしてくれた
ことに敬意を表す尊敬語としての場合です。
くださいましては音便形!
辞書で調べてみると、
くださりまして ← もとの形
くださいまして ← 音便形
音便形??
音便形とは、言葉と言葉のつづきが発音しやすいようにかわること。また、かわったこと。
音便には4種類あります。
い音便・・・書きて → 書いて
促音便・・・がくこう(学校) → がっこう(学校)
はつ音便・・・読みて → 読んで
う音便・・・はやく → はよう
文化庁の【敬語の指針】では、
「御利用くださいまして」となっています。
参照
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/keigo_tosin.pdf
“まして”を後ろにつける場合は
音便形になるのですね!
正しくは、くださいまして
「くださり、」
または
“まして”を後ろにつけるときは、
「くださいまして」
と表記すること。
調べてみて、私自身、今後のメールのやりとりでは
上記のようにしたいと思います。
【関連記事】