こんにちは。及部です。
今回は、だいぶ前に予告した
ブランディングとつなげる力についてです。
とても基本的なお話をしようかと思います。
身近なことに置き換えて考えやすいよう
なるべく平たく、
解説してみたいと思います。
ブランディングとは
そもそもブランディングとは、
顧客や消費者にとって価値のあるブランドを構築するための活動。
デジタル大辞泉の解説
ブランドの特徴や競合する企業・製品との違いを明確に提示することで、
顧客や消費者の関心を高め、購買を促進することを目的とする。
消費者との信頼関係を深めることで、ブランドの訴求力が向上し、
競合他社に対して優位に立つことができる。ブランド化。
(デジタル大辞泉(小学館)より)
https://kotobank.jp/word/ブランディング-22374
むずかしいですね~。
ばっさり平たく言うと
まず、良さを知ってもらって
らしさを知ってもらって
悪いことはしないと信じてもらおうよ。
そして、いざというときに
真っ先に思い出してもらえるようになろうよ。
そうすれば沢山の人にお役に立てる私たちになれるよ。
と、いうことなんだと思います。
じゃあ、自分の良さって、らしさって?
これが意外とわからない。
しかも一人じゃなくて組織体だったりすると
それぞれが自分流に受け止めていたりして
てんでバラバラだったりする。
それを
「とりあえず、ここの部分は同じ考え方で持っておこうよ。
だってそれがしたくて、この会社はこの世に生まれたんだよ。
(=理念)
この考え方に合わないことをするのはやめておこうよ。
そして、こうすればもっとこの考え方にふさわしい
ということを思いついたら、どんどんやっていこうよ。」
と、明確に宣言するのがクレドなんだと思います。
インナー・ブランディングの一つの手法ですね。
そして、「私たちってこういう集団」を
あらゆる場面で顧客に伝えていこうとするのが
アウター・ブランディングです。
ロゴを作ったり、カラーを決めたりして
統一感を出していくというのも
その手法の一つです。
組織内向けのインナー・ブランディングと、
顧客向けのアウター・ブランディング。
この二つが合わさってブランディングです。
ブランディングというと
後者のアウター・ブランディングをイメージされる方が
多いかもしれません。
でも、私としては
まずインナー・ブランディングありきだと考えます。
ブランディング「インナー」と「アウター」どっちが先?
下の図を見てください。
インナー・ブランディングを私なりに図にしてみました。
①~④の階層がそれぞれはしごで繋がっているイメージです。
下に降りるときにはより具体的に、
上に昇るときにはそのアクションが適切かどうかの指針として
それぞれが繋がっているのが理想です。
はしごは、「コミュニケーション」や「理解」のたとえです。
人そのものの場合もあるかもしれません。
目的は顧客から信頼されることです。
↓
顧客が実際に見る販売やサービスの現場が
信頼されるに値するレベルに達することが必要です。
↓
ここが素晴らしければ
リピートを生み出します。
評判も生み出します。
まず、組織内のすべての階層が
はしごで繋がっている状態を目指すことが
大事なんだと思います。
たとえば
WEBや、パンフレットが美しくて
とても機能的に見えて
考え方にも共感できたので
化粧品を購入したとします。
でもコールセンターの対応が嫌な感じだったり
梱包がぞんざいだったらがっかりしませんか?
化粧品自体がよほど素晴らしければリピート購入もありかと思いますが
そうでもなければ
速攻サブスク解除なんだと思うんです。
つまり、インナー・ブランディングを後回しにして
アウター・ブランディングに力を入れると
商品やサービスに対する評価のハードルが
ぐぐっと上がってしまうことがあります。
今のようなネットの時代、とても危険な行為ですよね。
また、ここまで読んでいただいてお気づきの方もいらっしゃるでしょうが
ブランディングと人材教育は
ものすごく太いパイプで繋がっています。
スタッフ一人ひとりのほんの小さな気配りが
目に見えない、声でも聞こえてこない
絶大な信頼を生み出すことがあります。
誇りを持って働いてくれるスタッフを育てることこそ、
ブランディングかも知れませんね。
私はそんな風に思ってます。
次回は、今さら人に聞けないような用語解説も含めながら
インナー・ブランディングの詳しい話をさせていただこうかと思ってます。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。