こんにちは。長壁です。
私たち及部デザイン事務所では、主に
紙媒体(チラシ・DM・パンフレット・名刺
など)のデザイン制作をしています。
みなさんも文章を書くとき、括弧を使う
ことはありますよね?
例えば、会話文だったらカギ括弧「 」を
使う。補足するときには丸括弧( )を使う。
でも、【】とか『 』とか〈 〉って、結局いつ
使えばいいの? 迷いますよね。
隅付き括弧【 】はどんなときに使う?
山括弧〈 〉はどんなときに使う?
意外とあいまいではないですか?
だって、括弧って意外とたくさん種類が
あって、どう使い分けるのかいまいち
わかりません!!
私もそのうちの1人なんです。
ブログ記事を書いていると括弧もよく使う
のですが、その時々で違う括弧を使ってし
まうこともありました。
でも、違うとよくないのかな?
括弧の使い方にも決まりはあるのかな?
たぶん、あるんだよな。など、疑問が湧い
てきました。
括弧の使い方はもっと自由でいい!?
悩んだ私は社長に聞いてみました。
すると、返ってきたのは『その時の気分
かも!』という驚きの答えでした!
社長
「会話でカギ括弧を使うこともあるし、
あとはチラシ制作でも強調したいときに
使うこともあるけど、別の表現方法にした
りするときもある。要は、『どう感じているか』
が伝わればいいんじゃない?」と言って
いました。
この話を聞いて私がまず思ったこと。
それは、「正しいか正しくないかではなく、
表現方法の手段としてもっと自由でいい
のかも!」と感じました。
もちろん、一般的なルールはあると思うの
ですが、それは媒体によって使い分けても
いいんじゃないかな?と考えました。
例えば、正式な書類を作成するときや、
論文や教材を制作するときなどは、
一般的なルールに則って使う。
会話は「」、引用するときは「」、書籍や
映画・番組のタイトル、作品名などを紹介
するときは『』などの基本を守るほうが
制作側も揺れを防ぐことにつながるし、
読み手も読みやすく、意図が正確に伝わ
るのだろうと思います。
括弧たちの「キャラクター」を知っておこう
試しに、括弧を使い分けてどう感じるかを
調べてみました。(独自の感想です)
「 」:普通の会話。
『 』:ちょっと強調したいとき、あるいは重厚感を出したいとき。
【 】:ポスターの見出しのような、パッと目を引く力強さ。
〈 〉:少しシャープで洗練された、あるいは「ささやき」のようなニュアンス。
括弧を変えるだけで、言葉の「温度」が変わる
では、同じ文章で括弧を変えるとどうなん
だろう。
括弧を変えると印象はどう変わる?
(比較例)
例題:「ありがとうございます」のニュアンス
「ありがとうございます」
−標準的。フラットな会話やセリフの印象。
『ありがとうございます』
−重厚感がある印象。特別な感謝、または引用としての強調。
(ありがとうございます)
−ささやき声。心の中の声。ちょっと照れている感じの印象。
【ありがとうございます】
−大声。ポスターの見出しや、メールの件名のような力強さ。
〈ありがとうございます〉
−少しおしゃれで繊細な印象。
例題:「明日、お話ししましょう」のニュアンス
「明日、お話ししましょう」
−普通の約束のような印象。
『明日、お話ししましょう』
−ドラマのタイトルや、重要な約束のような重み。
【明日、お話ししましょう】
−絶対忘れないでねという強調している感じの印象。
〈明日、お話ししましょう〉
−詩っぽい感じ、あるいはちょっとミステリアスな雰囲気の印象。
「ありがとう」
『ありがとう』
【ありがとう】
〈ありがとう〉
同じ言葉でも、括弧を変えるだけで、
受ける印象が全然違いますよね!
一般的には補足に使う丸括弧ですが、
ブログやSNSでは「(本当は言いたくない
けど……)」みたいに、ひそひそ話や本音
を伝えるときに使われることが多いですよね。
私もたまに使います。
これも、ルールを超えた「表現」のひとつ
なんですね。
実際の会話だと、声のトーンや顔の表情
で変化をつけられますが、文章でも括弧
を変えるだけで変化をつけられることが
わかりました。
ただ、一般的にどう使われるのかも知りた
いですよね。
次は、一般的に日本語の文章で使われる
括弧の種類と名称をお伝えします。
【必見!】一般的な括弧の種類とルール
( ) 丸括弧・パーレン…補足や注記
「 」カギ括弧…会話や発言、引用
『 』二重カギ括弧…作品名、書名、雑誌名など。また、「『』」のようにカギ括弧内の括弧として使う。
【 】隅付き括弧…タイトルや語句の強調など
〈 〉山括弧…強調、引用
[ ]角括弧…引用者の注記(横組の場合)
〔 〕亀甲括弧(きっこうかっこ)…引用者の注記(縦組の場合)
“ ” ダブルクオーテーション…書名、雑誌名など
‘ ’ クォーテーションマーク…書名、雑誌名など
参考
『原稿編集ルールブック―原稿整理のポイント』
日本エディタースクール出版部
NHKのニュース番組では、ダブルクォー
テーションマークが使われていて、右側の
終わるところを下に付けています。
辞典では、漢字(親字)の表記や、その
漢字を使った標準的な書き方を示す
場合に【】(隅付き括弧)が使われます。
また、【】はメールの件名にもよく使われ
ます。目立つからですね。
独自のルールや方針が決まっている場合
もあるようです。
私的には、()、「」、『』、【】がよく使われる
括弧だと思うので、この辺を覚えておくと
いいのかなと考えます。
まとめ:心地よく響く「括弧」を見つけよう
「正しさ」よりも「伝わるかどうか」を大切に。
結局のところ、括弧は「文字の形」でもあり
ます。 【 】が並ぶと画面が力強く見え、
〈 〉が並ぶとすっきりして見えると私は感じ
ます。
社長が言う「その時の気分」とは、書き手
が「どんな空気感でこの言葉を届けたい
か」を大切にすることなんだと思います。
ルールに縛られすぎず、あなたの言葉が
一番心地よく響く「括弧」を見つけてみて
くださいね!
【出版のお知らせ】
「何がわからないかわからない……」と一人で悩んでいませんか?
広報の現場で戸惑っているあなたのためのガイド本を上梓しました。
デザイナーにどう頼めばいいのか、専門用語やカタカナ語に戸惑う、校正はどこをチェックすればいいの?あなたの「わからない」を解決する一冊です。
▼「Amazonで発売中!」詳細はこちら 『外注デザイナーと作るDM・パンフレット 基本のき』
【長壁推しの記事はこちら】
お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。



Comment