こんにちは。長壁です。
ビジネスでよく聞いたり、使ったりする
「ヒアリング」または「ヒヤリング」という
カタカナ語。
「ヒヤリング」?「ヒアリング」?
「ヤ」なのか「ア」なのかどっちだろう?と
思ったことありませんか?
会話の中だと気にならないかもしれませ
んが、文字で入力したり書いたりすると、
「あれっ!どっちが正しいの?」と迷った方!
「ヒアリング」「ヒヤリング」はどういう意味?
よくわかっていないかもと思った方!
ぜひ、読んでみてください。
「ヒアリング」「ヒヤリング」正しいのはどっち?
カタカナ語の「ヒアリング」と「ヒヤリング」
実は、どちらも間違いではない!
なぜなら、
「ヒヤリング」も「ヒアリング」も同義語と
して存在しているので、
どちらの表記でも大丈夫だからです。
文科省のサイトでは、「ヒアリング」と
表記している。
文化庁の見解は?
文化庁のサイトで確認してみました。
“イ列・エ列の音の次のアの音に当たるものは,原則として「ア」と書く。
『文化庁』
「ヤ」と書く慣用のある場合は,それによる。”
「外国語の表記」
外来語の表記 留意事項その2(細則的な事項)
「ヤ」と書く慣用のある場合の例では
ダイヤモンド(diamond)
ダイヤル(dial)
などが載っていました。
ダイヤモンドのように、広く一般的に使われ
ている表記は、例外となるのですね。
ヒヤリングもヒアリングも慣用にあたるよう
なので、どちらの表記でも間違いではないです。
表記の傾向としては「ア」で定着している
そうですが、「ヤ」と表記する方もいます。
私は仕事上、校正するときには、
表記を統一するよう心がけているので、
「ヒヤリング」と「ヒアリング」が混在
しないように注意が必要だと改めて
思いました。
「ヒアリング」と「ヒヤリング」の表記で迷ったときの判断基準。
どっち?と迷ったときは、
『文化庁』
カタカナ語の認知率・理解率・使用率
【使用率順】
というサイトでは「ヒアリング」と表記して
いるので、
「ヒアリング」をおすすめします!
「ヒアリング」は和製英語だった!ビジネスで使われる「ヒアリング」の意味とは。
ビジネスの分野での意味は?
「クライアントにヒアリングをする」
「ヒアリング調査」「ヒアリングシート」
などで使われています。
「ヒアリング」の意味は、
情報収集や聴き取り調査。
相手の意見や、なぜそう思ったかなどの
理由を聞き出すことで、悩みや問題を
洗い出し、最適な解決法をご提案する
ためだと考えます。
ただ、このヒアリングというカタカナ語を
英語でそのまま使ってしまうと通じない!?
ということを知りました(笑)
なぜなら、「ヒアリング」は和製英語だから
です!
英語の「hearing」との違い。
辞書での「hearing」の意味は、
“聴取、聴力、審問、公聴会”など。
『デイリーコンサイス 英和辞典 第4版』三省堂
英語で「hearing」は、裁判や法律、政治
分野で使われることが多い表現とのこと。
もっと専門的で堅い感じの言葉なのです
ね。
日本でしか通じないカタカナ語なので、
海外の企業とやり取りするときは要注意
ですね。
調べてみると、
英語では「interview(インタビュー)」や
「ask(アスク)」と言い換えるとよいそうです。
【まとめ】「ヒアリング」「ヒヤリング」について
「ヒアリング」と「ヒヤリング」のカタカナ
表記で迷ったときは、文化庁の指針に
則って、「ヒアリング」をおすすめします。
ただ、「ヒヤリング」も間違いではないの
で、どちらでも問題ないです。
混在しないように気をつけましょう。
「ヒアリング」は和製英語だから、そのまま
英語にして使うと通じない。
カタカナ語の「ヒアリング」の意味で英語に
言い換えるときは「interview」や「ask」
に。
まさか和製英語だったとは!!
調べてみて、初めて知りました笑
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