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【書き手必見】「気を使う」と「気を遣う」は別物? 9割が知らない同音異義語の正しい使い分けと例文

「気を使う」と「気を遣う」。どう違う? ブログ

こんにちは。長壁です。

「きをつかう」を漢字で表記すると
「気を遣う」じゃないの?

「気遣い」という言葉があるから、
「つかう」は「遣う」だと思い込んでた!

意外と知らない同音異義語。
「気を使う」と「気を遣う」、ぞれぞれの
意味と使い方をお伝えします。

「気を遣う」だけじゃない? 多くの人が誤解している表記のワナ

仕事で校正をしていると、私自身、調べて
みて「初めて知った!」という言葉に出会い
ます。

特に表記ゆれで多い「同音異義語」では、
自分の中で知っている言葉に偏りがちに
なります。

「きをつかう」という言葉も、「気を遣う」だけ
じゃなく、「気を使う」という使われ方もあっ
たのです。

校正で気づいた!「気遣い」があるからこその思い込み

例えば、ビジネスで相手がしてくれた
心遣いに対して、「この度は、お気遣いいた
だきありがとうございます。」などと感謝を
伝える際に使われます。

日常でも、自分が体調不良のとき、体調を
気遣ってくれた際、「お気遣いありがとう。」
などと伝えます。

「気遣い」は、心遣い。心配。懸念。という
意味で、相手が自分に対して気遣ってくれ
た行動や行為、思いやりの気持ちに感謝
する言葉です。

私は、「気遣い」という言葉に引っ張られ
て、「きをつかう」=「気を遣う」と思い込ん
でいました。

【結論】「気を使う」と「気を遣う」の意味と正しい使い分け

きをつかうのは、
自分のためか、相手のためかで使い分ける。

まず、「使う」と「遣う」の意味から確認しま
しょう。

“「使う」は、他人や物を働かせる。
使用する。”
という意味があります。

“「遣う」は、役に立つように工夫して用いる。
また心をはたらかせる。心を配る。”
という
意味があります。

引用元:大修館書店 現代漢和辞典より抜粋

「気を使う」:『〜するために努力する』という意味

「使う」という漢字の意味を辞書で確認して
みます。

①道具や材料を用いる。
②その方法を利用する。
③言葉を話す。
④人に用事をさせる。
⑤お金や時間を費やす。
⑥心をはたらかせる。

小学新国語辞典【改訂版】
監修 甲斐睦朗
光村教育図書

「使う」という漢字は、労力や費用を費やし
て、ある目的のために働きかけるニュアン
スを持つようです。つまり、主に自分自身
やモノに対して、時間や労力をかけるとき
に使います。

  • 今日は大事な会議があるので、いつも以上に(私は)自分の服に気を使う。
  • 私は文章表現が正確になるよう、細部にまで言葉に気を使う。
  • 長年の愛車なので、メンテナンスには気を使っている。
  • 彼は、料理を作るとき、素材の良さを生かすために、火加減にとても気を使っている。

「気を遣う」:『相手に配慮する・心配する』という意味

「遣う」という漢字の意味を辞書で確認して
みます。

心をはたらかせる。(例)人に気を遣う。

小学新国語辞典【改訂版】
監修 甲斐睦朗
光村教育図書

「遣う」という漢字は、心を配る、届けると
いった、主に相手に向かって働きかけ、
配慮を示すときに使います。

  • 今日は大事な会議があるので、(参加者のことを考えて)会議室の室温設定に気を遣う。
  • 彼女は誰に対しても気を遣える、素晴らしい人だ。
  • 彼は会議で上司の機嫌にばかり気を遣っている。
  • 彼はチームリーダーとして、部下たちのモチベーションに気を遣う必要がある。

実務で役立つ!ケース別 正しい例文とチェックポイント

ビジネスで「使う」「遣う」で迷ったときに
役立つ例文集です。

ケース1:目的のために集中・努力する場合(「〜するために気を〜」)

  • 細部にまで気を使うことで、ミスを防げる。
  • 失敗しないように、工程一つひとつに気を使う
  • プロとして、デザインのフォント選びには気を使った

ケース2:人間関係で相手に配慮する場合(「〜に対して気を〜」)

  • 今は風邪が流行っているので、普段からマスクをして周囲に気を遣う
  • 彼女は後輩に気を遣いすぎて疲れてしまったようだ。
  • クライアントとの交渉では、相手の立場に気を遣うことが成功の鍵となるでしょう。

なぜ混同されやすい?「気遣い」と「気配り」の微妙なニュアンス

似た意味の言葉は使い分けが難しいです
よね。
そのひとつに、「気遣い」と「気配り」が
あります。

「きくばり」も「きづかい」も、どちらも相手に
対する配慮を示す言葉ですが、以下のよう
な違いがあります。

「気遣い」
気を遣う
相手の状況を察して、何かをする(行動や
思いが相手に届く)。心配や懸念の意味も
含む。

(例)訪問時にお気遣いいただき、
ありがとうございます。

「気配り」
気を配る
広い範囲に注意を行き届かせること。事前
に注意深く準備するニュアンスが強い。

(例)彼女は会食の席で、全員に気配りが
できていた。

最後に、校正というお仕事は「気を使う」のか、「気を遣う」のか?

私は、「気を遣う」場面が多々あると思いま
す。常に、読み手や情報の受け手のことを
考え文章チェックをするからです。

もちろんクライアントの信頼のために、
誤字脱字や表記のゆれ、事実確認など
細かい部分を確認する必要があります。

単なる作業にならないよう、
心をはたらかせて校正することが大切だな
と改めて感じています。

まとめ:「遣う」と「使う」は自分のためか、相手(他者)のためかで使い分けよう。

「きをつかう」という言葉の漢字表記は
2種類あります。
「気を使う」と「気を遣う」

文章で書くときは、場面や状況に応じて
上手に使い分けてみてください。

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