パンフレット制作で知った!「UVインキ」とは?「金の箔押し加工」とは?

初心者の私が制作で知った!「UVインキ」って?「金の箔押し」って? ブログ

こんにちは。長壁です。

ラメ入りUVインキと金の箔押し加工された
冊子の仕上がりを私は初めて見ました!

ラメ入りUVインキ厚盛加工と金の箔押し加工のパンフレット

UVインキを使うと、文字やデザインが盛り
上がり、さらにラメ入りなので、より特別感
と高級感が出ていました〜

えっ!インキでこんな風な仕上がりを表現
できるんだ!と驚きでした!

この業界の人にとっては当たり前のことだ
と思いますが、
私のような知識が乏しい者には、感動だっ
たのです(笑)

UVインキってどういうインキ?
環境に優しいインキだと聞いたのですが、
どう環境に優しいの?
これってリサイクル可能ってこと?

そして金の箔押しって使うインクの量が多
ければ多いほど金額も高いと思っていたの
ですが、
面積で決まるって本当?

金の箔押しの金額は面積で変わる

私にとっては知らない印刷技術ばかりだっ
たので気になり調べてみました。

UVインキとはどういうインキ?

UVインキって何?
紫外線を照射すると硬くなる性質を持っ
ていて、印刷されたインキを瞬時に乾燥す
ることができるインキのこと。

専用のUV印刷機で印刷され、オフセット
印刷の機械とは異なるそうで、
工程の部分で何が違うの?と思いました。

オフセット印刷(輪転機)の場合、印刷
ユニットと呼ばれる部分でインキをつけ、
インキを乾燥させるための乾燥ユニットや
冷却ユニットという工程があり、全て直結
している。

インキがくっつくのを防止するために乾燥
させるパウダーを使うそうですが、UV印刷
ではこのパウダーが不要でパウダーによ
るトラブルをなくすことができる。

すごく画期的な印刷方法なのですね!
インキ自体も異なる素材でできてるって
こと?

油性インキとUVインキの違いは?

油性インキとUVインキにはそれぞれどんな
原料が使われているのだろう?
違いがあるのか調べてみました。

油性インキについて

油性インキは主に石油溶剤が使われている。
従来のインキには、石油溶剤・植物油・
樹脂・顔料・添加剤が混ざっている。

油性インキに含まれる
VOC(揮発性有機化合物)の排出が環境に
良くないことと、
有機溶剤は揮発性が高いので、それを扱って
いる作業者たちにとってもあまりよくない
ものらしい。

油性インキでよく見る「バイオマスインキマーク」や「ベジタブルインキマーク」

身近なパッケージで特に見かけるインキの
マークに「バイオマスインキマーク」や
「ベジタブルインキマーク」があります。
これらのマークの油性インキは環境に
やさしいインキという証です。

今までの油性インキは石油系の溶剤が多く
使われいたのですが、石油系の油を減らし、
植物油に置き換えることで、
VOC(揮発性有機化合物)の排出がほとんど
なく環境に優しいインキとのことです。

汚染物質がほとんど出ないってことですね!

UVインキについて

UVインキは、もともと石油溶剤を使って
いない!
UVインキには、アクリル系樹脂・顔料・
添加剤が混ざっている。

つまり、UVインキは人にも環境にも優しい
ということですね〜。

まだ新しいインキで印刷技術なの?と思っ
ていたのですが、UV印刷自体はけっこう
昔からあったそうです。

でも、なぜ今「UVインキ」が注目されているの?環境に優しいから?

昔のUV印刷って強いUV光が必要だった
ので、設備を整えるのが大変だったみた
いです。
強いUV光を使うことで発生してしまうオゾ
ンのためのダクト工事が必要だったりと、
あれれ、環境に優しいとは遠い存在のよう
な気もしますよね。

技術の進歩ってすごい!!
ハイブリッドUV印刷機が登場したことで、
昔のように強いUV光ではなく、比較的
弱いUV光を照射してインキを硬化させる
ので、今までのUV印刷機の問題点だった
環境面のデメリットが解消されたとのこと
です。

印刷工程でも環境に配慮することが当た
り前になってきているのですね〜

UVインキを使って厚盛加工すると、雰囲
気が全く違う!

これを知るきっかけとなった冊子の表紙
カバーですが、UVクリアインキを使って
厚盛加工すると、凹凸感を表現できるの
です。

凹凸感と言うと、エンボス加工しか私は
知らなかったのですが…
エンボス加工は、版を使って紙を挟んで
圧をかけて紙を盛り上げるそうですが、
UVインキで厚盛加工だとそういった版な
どを必要としないってことですよね!

疑似エンボスと呼ぶそうです。
さらに、UVクリアインキを使うとツヤも
出て、とてもキレイだったのです!

ほんとーに知らないことだらけで、今は
一つのものを作るのに様々な技術と方法
がたくさんあり、さらにより環境にも配慮さ
れていることが当たり前になっています。

そしてもう一つ初めて知った!金の箔押しとは?

“金属の版に熱と圧力をかけて箔材料を印刷物に転写する加工方法とのこと。”

腕のいいデザイン事務所で修業しないとふつうは身につかない知識と技と心得2
発行 ㈱エムディエヌコーポレーション

別名「ホットスタンプ」とも呼ばれる。

金の箔押しと聞くとすごい高級なものに
使われているイメージでした。
例えば漆器とか、日本の歴史建造物で
金閣寺とかね!

中学生でも知ってるわ(笑)とツッコまれ
そうですが!

身近なものだと、ビンのラベルやシールで
使われていますね。

また、金を使った金箔以外にも銀、銅や、
顔料箔やホログラム箔なんてものもある
そうです。

ホログラム箔は偽造防止用の箔として
紙幣に使われています。
意外と身近なところで使われていたので
すね〜

箔押しのコストは面積で決まる!?

箔押しのコストの仕組みを初めて知りました!
それが、加工に必要な材料の面積で費用
が変わることです。

なぜなら、箔押しのコストは一反の材料
ロールで何部加工できるかで決まるから
だそうです。

箔押し加工では使用する範囲が大きいほうがコストが高い。

「A」のほうがコストが高い!

私は、使われる量でコストが変わると
ばっかり思っていました(恥)

【まとめ】パンフレット制作で知った「UVインキ」と「金の箔押し」

UVインキも箔押しも昔からあったみたい
ですが、今はこれをあらゆる場面で活用
できるようになり、人や環境にも配慮され、
短納期で大部数を印刷できるように機械
の精度もどんどん上がっていることも知る
ことができました。

UVインキも箔押し加工の良さも
デザイナーの知識と技術と経験値
      ×
印刷会社さんの知識と技術と経験値
によって、アイデア次第で様々な場面で
活用できるのですね!

またまた、私の知らないインキや印刷の
世界をちょっとだけ覗きこめた制作物
でした☆

初心者が書いたインキや印刷関連の
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