「腑に落とす」とはどういう意味?よく聞く「腑に落ちる」とどう違う?

「腑に落とす」と「腑に落ちる」は違った!? ブログ

こんにちは。長壁です。

「腑に落とす」とはどういう意味?

「納得がいかない」という意味の「腑に落ち
ない」という言葉はよく聞きます。

逆に肯定的な、「納得がいく」で「腑に落ち
る」「腑に落ちた」という言葉も聞きますよね。

同じ意味なのか?もしくは違う意味なのか?

「落ちる」と「落とす」ではどう変わるのか
一緒に考えてみましょう!

【違う意味!?「腑に落ちる」と「腑に落とす」】

以前、とある資料の校正をしたときに出て
きた言葉でした。
当時、私は「腑に落ちる」と同じ意味の
“納得がいく”だと思っていました。

資料の文章中に、
「納得し腑に落とす」
とあったので、同じ意味を2回言うことにな
るので、違う言葉に言い換えるべき?
と私は思い、社長に伝えました。

しかし!

「腑に落ちる」と「腑に落とす」は違う意味
だよ。
と社長に言われ、「腑に落とす」は話し合い
で相手の考えを理解し、自分でも考え、自分
の中に落とし込むという意味だと知りま
した。

【「腑に落ちる」と「腑に落ちない」】

私が使っている辞書で調べてみると
「腑に落ちない」は載っていたけど、
「腑に落ちる」っていう言葉は載っていませ
んでした〜。

「腑」とは内蔵、転じて「心の中」という
意味。

否定の意味「ない」をつけて
「腑に落ちない」という慣用句であると書
かれていました。

意味は納得がいかない。

「腑に落ちる」で納得がいく、合点がいく。
だと思っていました。

私が使っている辞書では「腑に落ちない」
のみでしたが、ネットで調べてみると、
「腑に落ちる」を載せている辞典もあるとの
ことです。
また文学作品でも使用例が多くあるそうで
すよ。

「腑に落ちる」は肯定形で“納得がいく”と
いう意味で使う人もいる。
言葉としては存在するということです。

【「落ちる」と「落とす」ではどう変わる】

(例)
A 葉っぱが落ちる。 /B 葉っぱを落とす。
A えんぴつが落ちる。/B えんぴつを落とす。
 A お財布が落ちる。/B お財布を落とす。

 文法で考えると、自動詞か他動詞かで
すね。

Aが自動詞の落ちる
Bが他動詞の落とす

Aのほうは主語と動詞のみで、Bは主語が
隠れていて、何を(目的語)が必要です。

Aは自然に無意識に〇〇が落ちる。
Bは誰かが何かが意思を持って〇〇を
落とす。

【「腑に落ちる」は無意識?】

本を読んだり、テレビを見たり、ネットで
情報を読んだりして
「あ〜そういうことね」
「なるほどね〜」
と、モヤモヤっとしていたことに、つじつま
が合った感じでしょうか!

【「腑に落とす」とは自分の意志?】

ひとつの記事を見つけました。
そこには、

“きちんとそこまで自分の頭で考えてたどり着く=腑に落とす”
“「でもなー」って思う今の位置から、「正解なんてない」って位置まで、自分で考えて到達すること、それが腑に落とすってことです。”


(一部抜粋)

『腑に落とすとは?-自分を変えたければ理解するだけじゃなく、腑に落とせ!-自己肯定感攻略ブログ-』

これって社長に言われたことあるぞー
と思った私です。笑

以前から「正解を探すクセ」があって、自分
の頭で考えてそこから導いた考えを伝える
ことができなかったのです。

わかったフリをしてしまったり、わからない
ことに蓋をしてしまったり、わかる努力をし
ていなかったことに気づきました。

「腑に落とす」とは、
「解決策を探す。前に進むための行動」が
大事ってことですね〜。

【「たったひとつの正解」という呪縛が解かれたきっかけ。】

以前、私と小学生の子どもたちと一緒に
取り組んだ「見える化ボード作戦」の経験を
して、
社長からは、
「見る力」「聞く力」そして、「つなげる
力」が大事だということを教わりました。

問題から、○か×かではなく、
問題から、課題を見つけ解決策を一緒に
導くために、相手が言っていることを知り、
共有し、お互いが納得するために必要な
ロジカル・シンキング。

【腑に落とすために大事なことは】

「目的の共有」
「役割行動」
「自分ごととして考える」
「継続したことで自分のものになる」

これらは、私の子どもたちが小学生
だった頃の実体験のお話です。

子どもたちと「見える化ボード作戦」を行っ
たおかげで「ここに正解はないんだな」「自
分たちが気づき行動できるようになること」
が目的だということに気づきました。

私がこうしなさい!ああしなさい!は、私に
とってのやり方を押し付けていることにも気
づきました。

誰かに言われてやるのではなく、自分の
意志で考えて動き、やっていく中で自分に
合ったやり方を見つけていけばいいのかな
と思いました。

こっちのやり方がいいとなったら、そうした
理由を聞くことでこちらも納得がいく。

だってそこに正解はないですもんね!!

詳しくはこちらの記事を読んでみてください↓

「見える化ボード作戦についての記事はこちら。」

よく目にする言葉「仮説」〜見える化ボード作戦〜

「見える化の記事を社長が解説してくれた記事はこちら。」

【解説】コミュニケーションとPDCAとデザイン

【わかったフリだった!自分で腑に落とすよう行動してなかった!】

大事なこととして、
「目的の共有」
「役割行動」
「自分ごととして考える」
「継続したことで自分のものになる」
を上げたのですが、

私に足りない、わかったフリをしちゃう
ときって仮説を立てていないんだー!!

仮説で問いを立てることで、考えるために
行動できる。

以前、作品実績をHPに載せるために記事
を書きました。
書いたら社長に読んで確認してもらうので
すが、最初はボツでした笑

なぜなら、文章がほぼほぼ
「〇〇しました」
「〇〇でした」
のつまらない記事になっていたのです。

このときに社長から言われた言葉が、
「仮説を立てるとおもしろくなる。読み応え
のある記事になる」。

「もしかしたら〇〇かもしれない?」
「こういうことかな?違うかな?」
いわゆるPDCAで考えるってことですね!

【腑に落とすために、仮説を立ててみる】

わかったフリをしているときは、自問自答を
していないってことに気が付きました・・・

調べて読んでそのままの情報をそのまま
受けて終わり。

これって腑に落ちるまでもいってないな〜笑

腑に落とすには、受け身で終わらず、仮説
で問いを立ててみて、考えるために動く
ことが大事ですね。

【「腑に落ちる」と「腑に落とす」のまとめ!】

今回の「腑に落とす」について社長に聞い
たことろ、社長はこんなことを言っていま
した。

「腑に落ちる」は受け身である
けれど、
「腑に落とす」は自分の意志で落とす
のだと。

自分ごととして捉え、仮説を立てること。

普段から意識して身近なことから自分の
意志で落とせるようにやろうともう一度
考えさせられました!

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