「シルク印刷」という印刷方法を知りました。

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こんにちは。長壁です。

「シルク印刷??」

先日、社内でこの言葉を耳にしました。
社長が美術大学に通っていた頃、課題制作で「シルクスクリーン」という印刷方法で
行った制作物が、つい最近まで保管されていたらしい。ということをこの間知った……という話でした。

「シルクスクリーンとは何ですか?」
『シルク印刷と言って、紙とインクの間に穴の開いた網目状の布をおいて、
上からインクを流すと穴の開いたところだけをインクが流れていき、
プリントされる。昔あった「プリントゴッコ」と同じ印刷方法だよ。』
と教わりました。

「プリントゴッコ」懐かしいですね。年賀状の印刷がお家でもできるってやつですね。

シルク印刷はどんなものに利用されているのかな?
弊社で利用している印刷方法には、
「オフセット印刷」「オンデマンド印刷」があります。
この2つの印刷方法と、それぞれどんな違いがあるのか
もう一度調べてみました。

「オフセット印刷」
パソコンでデータを作り、データを元に、版(アルミ板)を作ります。
その版にインクをつけ、そのインクを更に樹脂やゴム製の「ブランケット」と呼ばれる
大きなローラーに転写してから紙に印刷します。
4色(CMYK)のインキのそれぞれの版が重なり合って印刷され、フルカラーを表現している。
また、特色インキで印刷することもできるので色味に狂いが少ない。
用紙の種類やサイズに幅広く対応できる。
新聞や折り込みチラシなど大量印刷のほとんどはオフセット印刷とのこと。

インクと用紙の間にブランケットと呼ばれるものがあり、直にインクがつかないため
オフセットと呼ばれるのですね。
金色や蛍光色など特殊なインクにも対応しているから色の表現が幅広いのも特徴ですね。

「オンデマンド印刷」
パソコンでデータを作り、パソコンから高性能プリンターに直接データを送り出力。
CMYKの4色のトナーで印刷します。
オフセット印刷で必要な版がいらないので、低コストプラス納期も短縮できる。
部分的に修正可能で、少部数を印刷する場合は低コスト。

色はCMYKの4色で表現されるので、特色の印刷はできないのですね。
オンデマンドは用紙に直にインクが載るのですね。

「シルク印刷」
スクリーンの版(原画)を作って、そのスクリーンにはインクが通る穴と通らないところを作ることで、
穴からインクを用紙に刷り込んでプリントしていく方法。
昔は、版がシルクで作られていたことからシルク印刷と呼ばれている。
現代では、安価で頑丈なポリエステルやナイロン製のもので作られている。
また、金色や銀色などの色味もきれいに表現できるのが特徴。
紙以外に、金属やプラスチック、ゴム、布にもプリントできる。
また立体的なものにも印刷可能とのこと。

調べているとこの方法で、自作のTシャツや布バックの作り方も載っていました。
この方法は、いろいろなものに応用が利くのですね。

3つの印刷方法を比べると、オフセット印刷とシルク印刷には版が必要ってことなんですね!
また、この2つはアナログ的な昔ながらの手法って感じがしました。
そう感じた理由は、学校の美術で習った「版画」を思い出したからです。
版画も、まず写したい絵を描き、それを元に彫刻刀で彫ったりして版を作りましたね。

現代では機械によって、色々なものを大量に鮮明に印刷できるようになっていますが、
印刷のルーツは昔ながらの版画にあるのかなと思いました。

「シルク印刷」という印刷方法があるというのも知ることができ、勉強になりました。

参考にさせていただきました。
https://www9.plala.or.jp/nasa-screen/kinds.html
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/503187.html
https://www.japan-card.jp/new/detail_83.html?d=20170210173210

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