【校正】赤字の入れ方・書き方を簡単に紹介します。ポイントは「余白」と「引き出し線」にある!

けっこう大事かも!校正紙に赤字を入れるときのポイント! ブログ

こんにちは。長壁です。

赤字の入れ方で大切なことをもう一度
考えるきっかけになりました。

(クライアント側)
赤字を入れたのに修正されていない箇所
があった!
なぜだろう?

(制作側)
「ここの赤字が修正されていませんが…」
とクライアントから連絡。
赤字を見落として修正していない箇所が
あった!
すみません!
なぜ見落とした?

お互いにモヤモヤしてしまうという経験は
ありますか?

私は危うくそうなりかけた事案がありました。

そうならないために、赤字の入れ方・
書き方を簡単に紹介します。

ヒヤッとした!実際にあった赤字の見落とし。

弊社では、クライアントからの赤字が入っ
た出力紙と修正後の出力紙を照らし合わ
せて校正します。

数字を訂正する赤字が入っていたのです
が、最初、私はその赤字に気づかず校正
していました。

一通り校正し終えて、社長に報告した後、
何気なくクライアントからの校正紙を見て
いたら…

ハッとしました!
見落としていた赤字があったことに。

なぜ、最初に見としてしまったのか。
数字の訂正だったのですが、訂正する
数字に二重線が引かれ、そのすぐ斜め上
に赤字入れされていました。

元のフォントサイズが小さいというのもあっ
たのですが、赤字も小さく、また地色も黒
だったので、気づきにくかったのかなと思
いました。

そういうときは、PDFデータを画面で開い
たときに拡大して、モレがないかをチェッ
クするなどすればよかったのかなと反省
です。

気がついて社長にすぐ報告したので、
提出前だったこともあり、赤字の修正モレ
を防ぐことができました。

ホッとしましたが、赤字の入れ方も
クライアントによって違うことはあるので、
赤字チェックも細心の注意を払って確認
しなければと感じました。

赤字を入れておしまいではなく、相手にわかりやすく伝えるために。

お互いちょっとしたことに気をつければ、
もっと楽にやりやすくなるのかもしれません。

赤字を入れておしまいではなく、修正して
もらうために、相手にわかりやすく伝える
ためには、どうすればよいのかをもう一度
考えてみました。

ふと、思い出したことがありました。
「社長の赤字は見やすい、わかりやすい」
「Bさん(広告代理店弊社担当で私が入社
する前からの長いお付き合いのあるベテ
ランの方です)の赤字も見やすい、わかり
やすい」

違いはどこにある?
実は、赤字を入れるときに、
“引き出し線”を使って赤字の近くの
“余白”に書いているということです。

【校正作業の基本】

訂正方法について基本をおさらいしてみ
ます。

「1字の直し方」「文字などを挿入する」
「長文を挿入する」ときの赤字の書き方
をお伝えします。

「1字の直し方」

訂正する文字の上から引き出し線、また
は、訂正する文字を囲んで引き出し線を
書いてその先に訂正する文字や数字や
記号などを書き込みます。

注意する点は、“引き出し線”は交差しな
いようにすることです。

書き入れる場所は、訂正する場所の近く
の余白や、二、三行前の行間に書き入れ
るとよいそうです。

「文字などを挿入する」

脱字を入れる字と字の間から
“引き出し線”を書き、その文字を囲むよう
にします。

「長文を挿入する」

挿入する文章が書けるスペースを探して
そこに書き込みます。

参考にした本はこちらです↓
『実例 校正教室』
日本エディタースクール

赤字入れの基本で意識したいポイントは〈引き出し線〉と〈余白〉です!

社長に赤字の入れ方の話を聞いたら、最
初に「教わっているか、教わっていないか」
で変わるということでした。

「私も最初に赤字の入れ方を先輩に教
わったんだよ。」と社長が言っていました。

私は校正などのお仕事に関して全くの
ど素人でした。でも、最初に校正の基本
の本を読んで勉強したり、社長に教えて
もらったり、広告代理店の担当の方の
赤字入れを見て真似したりして身につけ
てきました。

余白を作るために意識したいことは、余白を作って校正紙を出力することもポイントです!

今まで当たり前のように思っていたことが
「余白」を必ず作っていることです。

赤字を入れるために、弊社では原寸サイ
ズのまま、一回り大きい紙のサイズで
出力しています。

例えば、A4チラシを制作する場合、
トンボ付きでB4サイズの紙で出力。
そうすることで、周りに余白もあるので
“引き出し線”を使って赤字入れもしや
すくなります。

最後に原寸にカットして仕上がりサイズで
確認しています。

弊社のプリンタはA3サイズの用紙まで出
力対応ですので、A3サイズのポスター制
作の場合は、若干縮小されまずが、トンボ
付きで周りに余白を作ってA3サイズの紙
に出力しています。

おすすめ方法!校正用として紙に出力するとき

クライアントに渡すデータもクライアント
からいただく修正データも、PDFが多いと
思います。
また、パワポを使っているクライアントも
いらっしゃいます。

データを出力する際に、会社によっては
出力する用紙サイズはA4サイズと決まっ
ているかもしれません。

紙の削減で出力せずに、データで見て
チェックする会社もあると思います。

また、データを出力してチェックするとき
に、原寸で見たいから原寸サイズのデー
タを仕上がりサイズの紙に出力して、確
認する場合もありますよね。

校正用として紙に出力して赤字を書き込
む際に、周りに余白を作ってデータを出力
することをおすすめします。

一回り大きい紙のサイズに原寸データを
出力する方法もおすすめです。

ひと手間かかりますが、
余白を作って出力するクセをつければ、
みなさんもう少し楽にやりやすくなるので
はと思います。

これからも出力紙には余白を、
心には余裕を持って赤字入れや校正に
向き合っていきたいと思います!

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